マカとアルギニンを併用しても大丈夫?

アルギニンは、疲労回復や精力増強の効果があるので、ドリンク剤によく配合されていることが知られています。
マカにはアルギニンが含まれていますが、さらにアルギニンを併用しても大丈夫でしょうか?
結論から言えば、基本的には、マカとアルギニンを併用しても問題はありません。
マカとアルギニンを併用すると、相乗効果でさらに高い効果が期待できますが、摂取する際の注意点はあります。
ここでは、マカとアルギニンを併用した際の効果や、併用時の注意点について詳しく説明します。

アルギニンとは?

詳しく見る

アルギニンは非必須アミノ酸で、マカの代表的な成分のひとつです。

アルギニンは体内で合成できますが、乳幼児期から思春期にかけては不足しがちになるので、「準必須アミノ酸」ともよばれています。
ですので、この時期は特に食事で摂取することを心がける必要があります。

アルギニンには、身体によい働きが多くあります。

アルギニンの働き

詳しく見る

・成長ホルモンの分泌を促進する
・精子の量を増やし、質を高める
・アンモニアを分解する
・血行をよくする
・脂肪の燃焼を高める

マカとアルギニンを併用した際の効果

マカにはもともとアルギニンが含まれていますが、さらにアルギニンを併用すると、次の効果がより高くなることが期待できます。

美肌効果

詳しく見る

アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進したり、皮下組織の細胞の働きを促進したりする働きがあります。
成長ホルモンは新陳代謝を促進し、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促します。

ターンオーバーがスムーズに行われると、老廃物や古い角質が剥がれ落ち、新しい皮膚に生まれ変わるので、しみやしわ、たるみを予防、改善します。

また、皮下組織の働きがよくなると、肌にハリやうるおいを与えるヒアルロン酸が生成されます。

マカにはアルギニンの他にも次の成分が含まれているので、マカとアルギニンを併用すると、相乗効果でさらに高い美肌効果が期待できます。

成分名 効果
アミノ酸 保湿効果
植物性エストロゲン 美肌効果が高いエストロゲンに似た働きがある
ビタミンC
ビタミンE
サポニン
アントシアニン
うるおいやハリの元となるコラーゲンやエラスチンを酸化させ、しみやしわ、たるみをつくる活性酸素を除去する(抗酸化作用)
ビタミンB2 ターンオーバーを促す
カルシウム 細胞間の保湿効果を高める「細胞間脂質」の働きをよくする
マグネシウム ・ターンオーバーを促す
・肌のバリア機能(肌を乾燥や刺激から守る)を高める
亜鉛 細胞を再生し、ターンオーバーを促す
コラーゲンの生成を促す

冷え性を予防、改善する

詳しく見る

アルギニンは、血管を拡張したり、血管に弾力を与えたりする一酸化窒素を生成するので、血流をよくして冷えを予防、改善します。

マカにはその他にも、血行をよくする作用がある次の成分が含まれているので、マカとアルギニンを併用すると、相乗効果で冷えを予防、改善する効果がさらに高くなることが期待できます。

成分名 効果
ビタミンE ・毛細血管を拡張する
・血管を老化させて、固く狭くして血流を悪くする活性酸素を除去する(抗酸化作用)
サポニン ・抗酸化作用
・血行促進作用
ビタミンC
アントシアニン
抗酸化作用
アルカロイド類 血行促進作用

疲労を回復する

詳しく見る

アルギニンは、疲労物質のアンモニアを分解する働きがあります。
また、上記の「美肌効果」で説明したように、成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。
成長ホルモンには筋肉を増強する働きがあるので、筋肉疲労を回復する効果があります。

さらに、「冷え性を予防、改善する」で説明したように、血液の流れをよくするので、酸素や栄養素が全身に行き渡り、体内の疲労物質が回収されて、疲労感が軽減されます。

その他にも、マカには次の成分が含まれているので、マカとアルギニンを併用すると、相乗効果でより高い疲労回復効果が期待できます。

成分名 効果
アスパラギン酸 疲労物質の乳酸やアンモニアを分解する
グルタミン酸 アンモニアを分解する
BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン) ・筋肉をつくったり、修復したりして筋肉の疲れを回復する
・グルタミン酸の材料になる
ビタミンB1 ブドウ糖をエネルギーに変換して疲労を回復する
ビタミンB2 炭水化物、たんぱく質、脂質をエネルギーに変換する
ビタミンE ・毛細血管を拡張して血行をよくする
・細胞を攻撃して機能を低下させ、エネルギーの生産量を減らして疲労を感じさせる活性酸素を除去する(抗酸化作用)
ビタミンC
サポニン
アントシアニン
抗酸化作用

免疫力向上

詳しく見る

体温が一度下がると、免疫力は30%も低下すると言われています。
アルギニンには、「冷えを予防、改善する」で説明したように、血行を良くする働きがあります。
血液は酸素や栄養素を全身に届けるとともに、体内でつくりだした熱を全身に運搬する働きがあります。
ですので、血行が良くなると体温の低下が予防され、免疫力の向上に繋がります。

また、アルギニンは、体内に侵入したウイルスや細菌を除去する働きがあるマクロファージを活性化させます。

さらに、「美肌効果」で説明したように、成長ホルモンの分泌を促す効果がありますが、成長ホルモンには病気への抵抗力を高める効果があります。
アルギニンには疲労回復効果もあるので、アルギニンは体力をつけて身体を強くし、免疫力を向上させる働きがあります。

このように、アルギニンはさまざまな作用で免疫力の向上に関わり、免疫力を高めています。

また、マカには免疫力を向上させる働きがある次の成分が含まれています。

成分名 効果
ビタミンE ・血行促進
・細胞を攻撃し酸化させて、免疫機能を低下させる活性酸素を除去する(抗酸化作用)
サポニン ・血行促進
・抗酸化作用
ビタミンC
アントシアニン
抗酸化作用
食物繊維 免疫力の60~70%を占める腸の働きをよくして、免疫力を向上させる
ミネラル 腸の働きを助ける

マカには、免疫力を低下させる原因のストレスを予防、改善する働きもあります。
ですので、マカとアルギニンを併用すると、これらの成分や働きとの相乗効果で、免疫力の向上効果がより一層高まることが期待できます。

EDを予防、改善する

詳しく見る

アルギニンは、男性ホルモンのテストステロンの材料となったり、テストステロンの分泌量を増加させたりする働きがあります。
テストステロンが減少すると、性欲の減退やED(勃起障害)が起きる場合があります。

また、勃起は陰茎に血液が十分に流れ込むことで起こるので、血行不良はEDの原因となる場合があります。
アルギニンには、上記の「冷えを予防、改善する」で説明したように、血流を良くする働きがあります。

さらに、アルギニンには、

・精液の材料となる
・精子の運動量を高める
・細胞分裂のスピードを速くして、精子の量を増やす

という働きがあるので、EDの予防、改善に高い効果があります。

マカにはその他にも次の成分が含まれているので、マカとアルギニンを併用すると、相乗効果でより高いEDの予防、改善効果が期待できます。

成分名 効果
亜鉛 ・テストステロンを増やす
・精子の量を増やす
・精子の質をよくする
アルカロイド ・ストレス軽減効果により、心因性のEDを予防、改善する
ビタミンB6
マグネシウム
テストステロンを増やす

妊活をサポートする

詳しく見る

妊活とは、妊娠をするために妊娠に対する知識を身に付けたり、妊娠しやすい身体をつくったりする活動のことです。

アルギニンは成長ホルモンの分泌を促す働きがありますが、成長ホルモンには妊娠するために必要な、

・卵胞刺激ホルモン
・黄体刺激ホルモン
・卵胞ホルモン(エストロゲン)

の分泌を促進する働きがあります。

また、マカには、不妊の原因のストレスや冷えを予防、改善する効果があります。
さらに、「EDの予防、改善」で挙げた成分は、妊活をサポートします。

その他にも、マカには次の成分が含まれているので、マカとアルギニンを併用すると、相乗効果でより高い妊活のサポート効果が期待できます。

成分名 効果
リジン ・エストロゲンの分泌を促す
・受胎環境を正常にする
セレン ・質のよい精子をつくる
・精子の量を増やす
・精子の運動量を高める

ダイエットをサポートする

詳しく見る

アルギニンは、脂肪を燃焼する働きがある「リパーゼ」という酵素の材料となり、リパーゼの働きをよくして、体脂肪を燃焼する働きがあります。

マカには、ダイエットをサポートする働きがある次の成分が含まれているので、マカとアルギニンを併用すると、相乗効果でより高いダイエット効果が期待できます。

成分名 効果
プロリン
リジン
アラニン
リパーゼの材料となる
マカミド
マカエン
脂肪燃焼効果
食物繊維 ダイエットの大敵の便秘を予防、改善する

摂取量に注意する

マカは、栽培された土地や環境、栽培方法によって含まれる成分の量が異なりますが、100グラムあたり1500ミリグラムのアルギニンを含んでいます。
ただし、マカの一日の摂取量の目安は1500ミリグラムなので、一日に摂取されるアルギニンの量は、22.5ミリグラムです。

アルギニンの効果が発揮できる量は次の通りです。

目的 摂取量
勃起力アップ 4000ミリグラム~5000ミリグラム
ダイエット 500ミリグラム~1000ミリグラム
疲労回復 500ミリグラム~1000ミリグラム

マカは、長く摂取することで効果を発揮するため、アルギニンの効果も即効性はありません。
ですが、アルギニンを併用して摂取量を増やすと、早い時期に高い効果が期待できます。

ただし、アルギニンの適正摂取量は、一日に2000ミリグラム(2グラム)から9000ミリグラム(9グラム)、子供の場合は4000ミリグラム(4グラム)です。
アルギニンを一日に20グラム以上摂取すると、過剰摂取となって、下痢や腹痛、胃が荒れる、などの副作用があります。
また、長期に過剰摂取すると、肝臓や腎臓に負担を与える場合があります。

アルギニンは食事で摂取しやすく、特に肉類に多く含まれます。

例えば、

・モモ肉1枚・・・3.75グラム
・とんかつ用豚肉1枚・・・1.95グラム
・牛ひき肉100グラム・・・1.3グラム

のアルギニンが含まれるので、サプリメントで追加する際は、食事で摂取する量とサプリメントで摂取する量の合計量に注意することが必要です。

数回に分けて摂取すると効果的

詳しく見る

マカは、一日に必要な量を一回で摂取するよりも、数回に分けて摂取する方が効果があります。

成長ホルモンは就寝後30分から3時間の間に分泌されるので、成長ホルモンの効果を高めたい場合は、就寝前に摂取すると効果的です。

また、アルギニンが体内に残留して効果を発揮する時間は、約4時間と言われています。
マカは、食事前や食後に摂取すると吸収率が高くなるので、一日に必要な量を3~4回に分けて、食事時と就寝前に摂取すると、アルギニンの効果が持続しやすくなります。

まとめ

マカとアルギニンは、基本的に併用しても問題はありません。

非必須アミノ酸のアルギニンは、

・成長ホルモンの分泌を促進する
・精子の量を増やし、質を高める
・アンモニアを分解する
・血行を促進する
・脂肪の燃焼を高める

という働きがあります。

マカとアルギニンを併用すると、相乗効果で、

・美肌効果
・冷え性の予防、改善
・疲労回復
・免疫力向上
・EDの予防、改善
・妊活をサポートする
・ダイエットをサポートする

などの効果がより高くなることが期待できます。
ただし、アルギニンは、一日に20グラム以上摂取すると過剰摂取で、胃痛、下痢、腹痛などの副作用が起き、そのまま続けると肝臓や腎臓に負担を与えてしまいます。
アルギニンは、肉類から摂取しやすいので、サプリメントで摂取する際は、食事とサプリメントの合計量が適正量を超えないように注意することが必要です。

関連記事Related