高品質なマカの選び方
マカを購入する際に、どのようなことを目安にして選ぶといいでしょうか?
ここでは、高品質なマカの選び方について説明します。
産地で選ぶ
ペルーのフニン産を選ぶ
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マカは、ペルーのアンデス山脈の高地が原産地です。
アンデス山脈の中でも、フニンという土地は、
・高度4000メートル
・空気が薄く、紫外線が強烈
・一年の平均気温が7度以下
・日中の温度差が30度
・強風が吹き下ろす
・日照りがある
・霜が降り、雹(ひょう)が降る
という過酷な環境です。
マカは、環境が過酷なほど、生き抜くために、その土地の栄養素を根こそぎ吸い尽くして根に溜めます。
この環境はペルーでもフニンしか存在しないため、フニンはペルー政府から「マカの原産地」として認定されており、フニンで栽培されたマカは最も栄養価が高く高品質とされています。
ですので、ペルーのフニン産のマカを選ぶと品質に間違いはありません。
国産を選ぶ
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一般的には、「マカと言えばペルー」と言われるほど、マカの産地はペルーが知られていますが、
国産のマカも品質が良いです。
マカは、上記の「ペルーのフニン産を選ぶ」で説明したように、ペルーのフニンで育ったものが品質がよいとされています。
ペルーのフニンは、富士山よりも標高が高く環境が過酷なので、日本ではマカの栽培は不可能だとされていました。
しかし、なんとかして日本でもマカが栽培できないものか、と15年以上かけて試行錯誤が繰り返され、日本でもマカが栽培できるようになりました。
国産のマカは、ペルーのマカに比べて、
・アミノ酸、特にアルギニン、アスパラギン酸、γ‐アミノ酪酸(ガンマーアミノらくさん)の含有量が多い
・マカの有効成分、ベンジルグレコシノレートの含有量が多い
という特徴があります。〇アミノ酸の含有量の違い
国産のマカの含有量は、一般のペルーのマカに比べて
・アルギニン・・・約2.57倍
・アスパラギン酸・・・約1.68倍
・γ‐アミノ酪酸・・・約1.23倍
も多く、その他のアミノ酸もおしなべて多く含まれています。〇ベンジルグレコシノレート
ベンジルグレコシノレートは、マカに含まれている二次代謝産物です。
二次代謝産物とは、植物が生きていくのに必須ではないけれども、環境に適応していくのに役立ったり、独特の効果があったりする成分で、薬効があります。
ベンジルグルコシノレートは、
・滋養強壮
・疲労回復
・更年期障害の症状を緩和する
・成長ホルモンの分泌を促進する
・女性ホルモンのバランスを整える
・妊娠を促す
・不妊を改善する
・抗がん効果
などの効果があり、マカの効果に大きく関わっています。
国産のマカは、このベンジルグルコシノレートを、ペルー産のマカの約3.85倍も含んでいます。
また、生産者の情報や、つくられている環境、含まれている成分について詳しく公開されている製品が多いです。
ですので、アミノ酸や、有効成分のベンジルグルコシノレートの効果をより得たい人、より安全性を求めたい人には、国産のマカをお勧めします。
製造方法をチェックする
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マカは採取された後、乾燥して保存、加工され製品になります。
マカの乾燥方法は、機械乾燥と天日干しの2つがあります。
機械乾燥は数時間で終了しますが、天日干しは3カ月もかかります。
機械乾燥するとベンジルグルコシノレートの量は4倍に増えますが、他の二次代謝産物の数や量が減ってしまいます。
マカの効果はベンジルグルコシノレートだけではなく、二次代謝産物の数や量に比例している、と言われています。
天日干しは、一日の間に干したマカを何回もひっくり返し、雨が降ればシートをかぶせ、夕方にも霜や雨を防ぐためにシートをかけ、朝にはまた取り除きます。
この作業を3カ月間毎日繰り返す必要があるので、天日干しには大変な手間ひまがかかりますが、二次代謝産物の数や量が自然な形で残ります。
二次代謝産物の数や量を求め、マカの効果をより期待したい人は、天日干しされたマカを選ぶといいでしょう。
栽培方法をチェックする
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マカは、上記の「産地で選ぶ」で説明したように、土地の栄養素を根こそぎ吸い尽くすため、農薬も同時に吸収してしまいます。
オーガニック(有機栽培)のマカは、
・播種(はしゅ:種まきのこと)または、根付け前の2年以上の間、化学肥料や農薬を使用していない土地で栽培する(多年生植物の場合は3年以上:マカは多年生植物です)
・化学合成農薬や化学肥料を使用しない
・遺伝子組み換え原材料は使用しない
という基準が守られて栽培されています。
これらの基準を満たしていないと、「オーガニック」と表示することはできません。
無農薬は文字通り農薬を使用していない製品ですが、製品に「無農薬」と表示することは法律で禁止されています。
無農薬で育てていても、土地に農薬が使われている場合や、化学肥料を使っている場合がある、などがあるからです。
ですので、農薬の心配がしたくない人や、より安全性にこだわる人は、「オーガニック」の表示があるマカをお勧めします。
高品質のマカを見つけるには?
高品質の製品を探すのが大変だと思う人は、まずはオーガニックのマカを探すといいでしょう。
オーガニックで育てるためには厳しい基準を守って栽培しないといけないので、手間ひまがかかります。
その手間をかけてでも、身体によい、安全性の高い製品を生産したい、というメーカーの製品は、
乾燥方法にこだわったり、産地にこだわったりしているものが多いです。
オーガニックの製品は高品質の条件をクリアしているものが多いので、その中から自分に合った製品を選ぶといいでしょう。
まとめ
マカは、ペルーのフニンという過酷な環境を生き抜くために、土地の栄養素を根こそぎ吸い尽くし、根に溜めます。
フニン産のマカは、最も栄養価が高く、高品質と言われています。
日本では、そもそも、高度4000メートルという場所が存在しないので、マカの栽培は不可能とされていましたが、試行錯誤の末、日本でもマカの栽培ができるようになりました。
日本産のマカは、アミノ酸やベンジルグルコシノレートが豊富な上に、生産者情報や生産環境、含まれている成分の説明などが詳しく公開されています。
マカは、機械乾燥より天日干しの方が、含まれている二次代謝産物の数や量が多く残ります。また、マカは土地の栄養を吸い尽くすため、農薬も吸収します。
オーガニック栽培のマカは、化学合成農薬や化学肥料が使用されていません。
ですので、フニン産もしくは国産のマカで、オーガニック栽培され、天日干しされているものを選ぶと良いでしょう。
探すのが大変だと思う人は、まずはオーガニックのマカを探すと、これらの条件をクリアしているものが多くみつかります。