マカの正しい飲み方
マカは、薬ではなく健康食品なので、摂取するのに決まった方法はありませんが、効果的な摂取量や時間、摂取方法はあります。
ここでは、マカの効果的な摂取量や時間、取時方法などについて説明します。
効果的な摂取量
ペルーの国立大学とアメリカの大学の共同研究の結果、マカは、一日に1500ミリグラム以上摂取しないと期待される効果を得にくいことが判明しています。
しかし、マカは一日に4000ミリグラム以上摂取すると過剰摂取となり、嘔吐、下痢、頭痛、ホルモンバランスの乱れ、肝機能や腎機能の低下、などの症状がでる場合があります。
マカの効果的な量は個人差があるので、一日に1500ミリグラム~4000ミリグラムの範囲で、自分に適した量を探すことをお勧めします。
効果的な時間
マカは薬ではなく健康食品ですので、基本的に1日の中のどの時間帯で摂っても問題ありません。
自分が習慣にしやすい時間やタイミングで摂って、継続することが大切です。
食事前の空腹時は、胃が空っぽですので邪魔するものがなく、マカの栄養素を吸収しやすいです。
胃が弱い人は空腹時に摂ると気分が悪くなる可能性がありますので、食後に摂るといいでしょう。
1日3回の食事時はマカの摂取を忘れにくく、習慣にしやすいタイミングです。
その他に、就寝前や運動時に摂るのもおすすめです。
詳しくはこちら→マカを飲むのに適した時間ってある?
料理や飲み物に混ぜる
マカは、カプセルや錠剤で摂取できますが、粉末を料理や飲み物に混ぜて摂取することもできます。
- 混ぜ方の例
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粉末のマカは、料理に簡単に混ぜることができる上に、カレーなどの味の強い料理に混ぜると、においや味がほとんどわからなくなります。
また、ソースやケチャップ、しょうゆ、みそなどの調味料とも相性がいいので、調味料に混ぜると、手軽に摂取できます。
飲み物や、スムージー(野菜や果物を凍らせ、ミキサーでシャーベット状にした飲み物)に混ぜても美味しく摂取できます。
インターネットや料理本で、マカを使ったレシピが多数公開されているので、参考にするといいでしょう。
マカは基本的にはどのような料理にも使用できますが、含まれているビタミンには、熱に弱いものもあります。
ビタミンの効果を損ねたくない人は、熱い料理に使用するのを避けるか、少し冷ましてから混ぜることをお勧めします。
マカと一緒に摂取しない方がいい飲み物
マカは、飲み物に混ぜて摂取できますが、次に挙げる飲み物に混ぜたり、一緒に摂取することは避けましょう。
コーヒーや紅茶、お茶
- 詳しく見る
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コーヒーや紅茶、お茶に含まれているタンニンは、鉄と結合する性質があります。
タンニンが鉄と結合すると、「タンニン鉄」になります。
タンニン鉄は、水に溶けにくく、腸で吸収されにくいので、体外に排出されてしまいます。
鉄は、もともと吸収率が低く、摂取した量の10%程度しか吸収されません。
ですので、コーヒーや紅茶、お茶でマカを摂取すると、含まれている鉄がタンニン鉄になって排出され、ただでさえ低い吸収率が、さらに低くなって、鉄の効果が低くなってしまいます。
アルコール
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アルコールを摂取すると、
・ビタミンB1をはじめとするビタミン類
・カリウム、ナトリウム、亜鉛などのミネラル
が、吸収を阻害されたり、アルコールを分解するために使われてしまうため、マカの効果が低くなります。
毎日続けることが大切
マカは薬ではないので、即効性はありません。
マカは、適量を続けて長く摂取することによって効果を発揮するので、自分が摂取する時間を決めて、忘れないように毎日摂取することが大切です。
- 継続のコツ・目安
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また、個人差がありますが、マカは摂取しはじめてから効果が出るまでに、1~3カ月ほどかかります。
飲んですぐに効果がでないからといって、摂取するのを止めたりせずに、まずは自分に合った量を探しながら、続けて摂取して様子を見ることをお勧めします。
錠剤やカプセルを飲み込むのが苦手で、飲むのがつらい場合は、飲むヨーグルトや飲むゼリーと一緒に飲むことを試してみるといいでしょう。
喉にひっかかりにくく、スムーズに飲める場合があります。
まとめ
マカは、薬ではなく健康食品なので、摂取するのに決まりはありませんが、効果的な摂取量や時間、一緒に摂取しない方がいい飲み物などがあります。
マカは、一日に1500ミリグラム以上を摂取しないと、期待した効果を得にくいことが研究で判明しています。
基本的には1日のどのタイミングで摂ってもいいですが、食事時や就寝前、運動時の摂取がおすすめです。
また、コーヒーや紅茶、お茶、アルコールは、マカに含まれている栄養素の吸収を阻害するので、一緒に摂取するのは止めましょう。
マカは、適量を続けて摂取することで効果を発揮します。摂取する時間を決め、忘れないように飲み続けることが大切です。また、効果を実感するのに1~3カ月かかるので、すぐに効果がでなくても止めたりせずに、様子をみましょう。