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高血圧の人もマカを飲んで大丈夫?

マカには、高血圧に対する効果がある成分が多く含まれていますが、インターネットなどでは、マカを飲んだら血圧が上がったという記事もあります。
ここでは、マカが高血圧に対してどのような効果があるのかを説明します。

高血圧とは?

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血圧とは心臓から送り出された血液が血管を押す圧力で、血液の量と血液が流れる際の血管の抵抗によって、血圧が決まります。

血圧は、

・心臓から送り出される血液の量
・全身の血液の量
・血液が血管を流れる時の抵抗
・血液の粘度

で変わります。

高血圧は、血圧が正常な数値よりも常に高い状態にあることで、放置すると動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞、慢性腎臓病など、生命にかかわる重大な病気の原因になる場合があります。

マカには、高血圧を予防、改善する働きがあります。

マカの高血圧に対する働き

コレステロール値を下げる

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悪玉コレステロールは、増えすぎると血管の壁に沈殿し、血管を狭く、固くします。
そうなると、血液が流れにくくなって血圧が上がり、高血圧になります。

マカに含まれている植物性エストロゲンや、二次代謝産物のサポニンには、コレステロール値を下げる働きがあります。

※二次代謝産物とは、植物が生きていくのに必要ではないが、環境に適応するのに役立つ成分で薬効があります。

ストレスの予防、緩和

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ストレスを感じると自律神経の働きが乱れます。
自律神経は、身体のさまざまな器官を調整する神経で、交感神経と副交感神経の2つがあります。
交感神経は、身体が活動中に活発に働く神経で、副交感神経は休んでいる時に活発に働き、この2つは自動的に常にどちらかが優位になって働いています。

自律神経が乱れて、交感神経が常に優位な状態が続くと、緊張状態が続いて血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。
また、交感神経は、血液量を増やしたり、血管を収縮させる働きがあるアドレナリンの分泌を促すので、交感神経が常に働いていると、アドレナリンの量が増え、血圧が上がります。
ですので、自律神経の乱れが続くと、血圧が上がりやすくなるのです。

マカには、自律神経の乱れを引き起こすストレスを、予防、緩和する効果があります。

マカに含まれているストレスを予防、緩和する働きがある成分

・トリプトファン、フェニルアラニン、ビタミンB6・・・精神を安定させてストレスを予防、緩和する効果があるセロトニンの材料となる
・グリシン・・・セロトニンを増やす
・ビタミンB1・・・神経を正常に保ってストレスを感じにくくする、交感神経の働きを抑制する
・ビタミンC・・・ストレスに対抗する働きがある副腎皮質ホルモンの生成に必要
・カルシウム、マグネシウム・・・イライラを防ぎ、精神を安定させてストレスを緩和する
・マカエン、マカミド、サポニンなどの二次代謝産物・・・ストレスに対抗するエネルギーをつくる

この中でも、カルシウムは、特にマカに豊富に含まれています。

マカに含まれているカルシウムの量は、製品によって違いがありますが、100グラムあたり332ミリグラムです。
牛乳に含まれているカルシウムの量は、110ミリグラムなので、マカのカルシウムの含有量の多さがわかります。
さらに、カルシウムは吸収率が10%~50%ほどしかありませんが、マグネシウムはカルシウムの吸収率を高める相乗効果があります。

ただし、マカの一日の摂取量の目安は1500ミリグラムなので、マカで摂取できる一日のカルシウムの量は4.98ミリグラムです。
カルシウムの一日の推奨摂取量(2015年度版)は、30歳~49歳の成人で650ミリグラムなので、
マカだけで、必要な量をまかなえるわけではありません。
毎日の食事に牛乳やチーズなどの乳製品、豆腐などを取り入れつつ、摂取量の底上げに利用するといいでしょう。

肥満の予防

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肥満には、皮下脂肪が多くなる肥満と、内臓に脂肪が過剰に蓄積された内臓型肥満があります。
内臓型肥満になると、血圧を上げる働きがあるホルモンが過剰に分泌されて、高血圧になる場合があります。

マカには、脂肪を分解する働きがある酵素のリパーゼの材料となったり、脂肪の燃焼を助けたりする効果があるアミノ酸が18種類も含まれています。
その中でも特に、アルギニン、リジン、アラニン、プロリンはその効果が高いですが、マカには全て含まれています。

また、二次代謝産物でマカにしか含まれていないマカミドとマカエンには、脂肪燃焼効果があるので、肥満の予防に役に立ちます。

抗酸化作用

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抗酸化作用とは、活性酸素を除去する働きのことです。
活性酸素は、もともとは酵素の働きを助けたり、体内に侵入したウイルスや細菌を酸化させて、取り除いたりするよい働きがあります。
しかし、何らかの原因で増えすぎると正常な細胞を攻撃してしまいます。

血管の細胞が攻撃されると、酸化して固くなって弾力がなくなり、血液の流れに対する抵抗がつよくなって血圧が上がってしまいます。

マカに含まれているビタミンC、ビタミンE、アントシアニン、サポニンには高い抗酸化作用があるので、活性酸素を取り除いて血圧の上昇を防ぎます。

高血圧の人は医師に相談する

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マカにはこのように、高血圧に効果がある成分が多く含まれていますが、医学的に高血圧に関する作用は立証されていません。

また、マカはホルモンバランスの調整に強く作用するため、人によっては効果が強すぎたり、逆に作用したりして不正出血、めまい、頭痛などの副作用が出る場合があります。
このように、人によって出る効果が違うので、口コミなどではかえって血圧が上がった、という人もいます。

ですので、高血圧の人は、マカを飲む前に医師に相談することをお勧めします。
もし、医師の許可が出た場合は、はじめは少量から試して、血圧の状態を確認しつつ量を増やしてください。
血圧やその他の体調に異常がでた場合は、速やかに使用を中止してください。

まとめ

マカには、コレステロール値を下げる、ストレス、肥満を予防、改善する、抗酸化作用がある、など高血圧の予防、改善に効果がある成分が多く含まれています。ただし、医学的にマカが高血圧に効果がある、という立証はされていません。マカは、ホルモンバランスに対する効果が強いので、人によっては作用が強すぎて、めまい、頭痛、不正出血などの副作用が出る場合があります。まれに高血圧が悪化した、という人も見受けられるので、高血圧の人がマカを摂取する場合は、医師に相談してください。医師の許可がでた場合は、少量から試して効果や副作用を確認しつつ量を増やしてください。なお、マカは栽培された土地や栽培方法、環境などで含まれる成分の数や量が異なるので、購入の際は商品紹介のホームページなどでよく確認することをお勧めします。

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