マカは肝臓病にも効果的

マカは、肝臓の働きを助けて肝臓病を予防する効果があります。
ここでは、マカの肝臓病に対する効果や効果がある成分について説明します。

肝臓の働き

肝臓は、

・摂取した栄養素の代謝(エネルギーに変えたり、蓄積したりする働き)
・アルコールや薬、アンモニアなどの有害物質を分解して無毒化
・胆汁をつくる(脂肪を分解する働きがある消化液)

という3つの働きがあります。

肝臓病にはいろいろな種類がありますが、主なものに脂肪肝、肝硬変、肝炎、肝がんが挙げられます。
この中で脂肪肝や肝硬変、肝がんは肝臓の負担を軽減することによって、発症のリスクを減らすことができます。

マカは、肝臓の負担を減らして肝臓病の発症を予防したり、弱った肝機能を助ける働きがあります。

マカの肝臓病に対する効果や効果がある成分

肝臓の働きを助ける

マカには、18種類ものアミノ酸が含まれています。
アミノ酸は、疲労などで肝臓の働きが弱った時に、肝臓の働きを助ける効果が期待できます。
マカに含まれるアミノ酸の中には、特に、肝臓の働きを助ける作用がある、次の成分があります。

メチオニン

メチオニンには、肝臓を助ける次の働きがあります。

・肝臓に蓄積された有害物質や毒素を分解する
・肝臓の代謝をよくして肝臓を活性化させる
・血液中のコレステロールを燃焼させて肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ
・肝臓病の予防、改善効果があるタウリンの材料となる

アルギニン

体内で発生した有毒物質のアンモニアは、肝臓で分解されます。

アルギニンには、アンモニアを分解する働きがあるので、肝臓の解毒作用を助けます。
また、アルコールの代謝を促したり、肝細胞を保護して肝障害を改善する働きがある一酸化窒素をつくったりする働きがあります。

グルタミン酸

グルタミン酸は、アンモニアを取り込んでグルタミンに変えることで無毒化し、体外へ排出する働きがあります。

アスパラギン酸

アスパラギン酸は、アンモニアを尿として無毒化し、体外に排出する働きがあります。
アンモニアが血液に残って血中のアンモニア濃度が高くなると、脳に達して肝性脳症(肝臓の機能が低下して起こる意識障害)を起こす場合があります。

リジン、プロリン、アラニン、アルギニン

リジン、プロリン、アラニン、アルギニンは、脂肪を燃焼する酵素のリパーゼの働きを活発にします。
これらのアミノ酸が不足すると、血中のコレステロールや中性脂肪が増え、肝臓に負担を与えます。

自律神経の乱れを整える

自律神経が乱れると、肝臓の働きが悪くなる場合があります。

自律神経は、脳の視床下部(ししょうかぶ)というところにある神経で、身体が活動中に活発に働く交感神経と、休んでいる時に活発に働く副交感神経の2つがあります。
この2つの神経は、自動的に、どちらかが状況に応じて優位になって働いています。

食事で摂取した糖分は、ブドウ糖に分解された後、肝臓でグリコーゲン(ブドウ糖が結合したもの)に合成されます。
肝臓はこのグリコーゲンを貯蓄しておく場所で、体内でエネルギーが必要となれば、再度ブドウ糖に分解して、血液で体の各部位に送ります。グリコーゲンは細胞内のミトコンドリアによってエネルギーに変えられます。

肝臓は、交感神経が優位な時にグリコーゲンを分解してエネルギーを多く生産し、副交感神経が優位な時にブドウ糖をグリコーゲンとして貯蓄して、バランスよく働いています。

ストレスやホルモンバランスの乱れなどが原因で自律神経の働きが乱れると、交感神経が常に優位な状態が続きます。
そうなると、グリコーゲンの合成が促進され、エネルギーが放出される働きが強くなります。
反対に、副交感神経が常に優位になってしまうと、グリコーゲンとして蓄積する働きが強くなってしまい、バランスが乱れて肝臓の機能が低下してしまう場合があります。

マカには、ストレスを緩和する働きや、ホルモンバランスを整える働きがあるので、自律神経の乱れを整える効果があります。

高血圧を予防、改善する

肥満を伴う高血圧は、肝機能に影響を及ぼすとされています。
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の原因のひとつにも、高血圧が挙げられています。

マカには、

・血行を良くする
・ストレスを予防、緩和する
・抗酸化作用で老化を予防する
・肥満を予防、改善する

などの働きで、血圧を下げる効果があります。

亜鉛を豊富に含んでいる

亜鉛は、細胞を再生する効果があります。
肝臓は再生力が強く、その強さは、65%を切り取っても1年後には回復するほどです。
亜鉛は、肝臓の再生機能を助ける働きがあるので、亜鉛が不足すると肝臓の働きが弱くなります。
そうなると、アンモニアやアルコールの分解速度が遅くなって、さらに肝臓に負担を与えてしまい、肝炎、肝硬変、肝がんの危険性も高くなってしまいます。

亜鉛が多い食品の豚レバーには100グラム中6.9ミリグラム、牛肉には4.5ミリグラムの亜鉛が含まれていますが、マカには多い製品では12グラムもの亜鉛が含まれています。

ただし、マカの一日の摂取量の目安は1500ミリグラムなので、一日にマカで摂取できる亜鉛の量は、0.18ミリグラムです。
亜鉛の一日の推奨摂取量(2015年度版)は、30~49歳の男性で10ミリグラム、女性で8ミリグラムなので、マカだけで必要な量を全てまかなえるわけではありません。

亜鉛を多く含んでいる食品(レバーや牛、豚、牡蠣、さば、いわしなど)を、毎日の食事に取り入れつつ、摂取量の底上げにマカを利用するといいでしょう。

まとめ

マカには、肝臓の働きを助けて、肝臓の負担を減らす作用がある成分が含まれているので、肝臓病に効果があります。特に、18種類も含まれているアミノ酸は、肝臓の働きを助ける作用があるものが多く、肝臓が疲れて弱っている時に肝臓をサポートします。また、亜鉛は、肝臓の再生機能をサポートするので、肝臓病の予防に高い効果が期待できます。肝臓は沈黙の臓器といわれ、症状が現われた時には、状態が悪化している場合があります。日頃からマカを摂取し、肝臓病を予防しましょう。なお、マカは、栽培される土地や環境、栽培方法によって含まれる成分の量や数が異なるので、購入の際には商品紹介のホームページなどでよく確認することをお勧めします。

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