マカと排卵の関係性

マカには、月経の周期を整え、規則正しい排卵に導く働きがありますが、人によっては、ホルモンバランスが乱れて月経の周期が乱れる場合もあります。
ここでは、マカと排卵の関係性について説明します。

月経周期のしくみ

基礎体温は、身体が安静にしている時の体温で、生理がある人の基礎体温は、低温期と高温期の2つに分かれ、周期的に低温期と高温期を繰り返します。

女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つの種類があります。
低温期にはエストロゲンが分泌され、高温期にはプロゲステロンが分泌されて一回の周期となり、25日から38日の期間で繰り返します。
低温期の終わりにさらに基礎体温が下がると排卵が起こり、成熟した卵子が卵巣から放出されます。
放出された卵子は、卵管に取り込まれ、精子と受精すると妊娠し、受精しないと生理が始まります。

ホルモンバランスが乱れると、この周期が乱れます。
そうなると、低温期が続いて排卵がなかなか行われず、排卵日が判りにくくなって妊娠しづらくなったり、排卵が行われなくなったりして不妊の原因となります。

マカは、ホルモンバランスを整える働きがあるので、基礎体温の周期を整えて、規則正しい排卵を促します。

マカのホルモンバランスを整える効果

エストロゲンの代わりをする

マカには、エストロゲンの働きに似た作用がある植物性エストロゲンが含まれています。
植物性エストロゲンは、エストロゲンの分泌量が減った場合には、エストロゲンの代わりに働きます。
また、エストロゲンの働きを調整する作用もあるので、エストロゲンの分泌量が多いときは抑制し、不足している時は自らが補って、ホルモン分泌量のバランスを調整する働きもあります。

その他のホルモンバランスを整える成分

また、マカにはホルモンバランスを整える働きがある成分も含まれています。

・亜鉛

亜鉛は、子宮や卵巣を構成するのに使われているので、不足すると子宮や卵巣の機能が不調になる場合があります。
また、ホルモンバランスを整える働きもあるので、亜鉛不足によって生理不順が起こる可能性があります。

マカは、栽培方法や栽培される土地などで含まれる成分の数や量が異なりますが、多い製品では100グラム中12ミリグラムの亜鉛を含んでいます。
亜鉛を多く含むレバーの亜鉛の量は6.9ミリグラムなので、マカの亜鉛含有量が非常に豊富なことが判ります。

ただし、マカの一日の目安摂取量は1500ミリグラムなので、マカで一日に摂取できる亜鉛の量は0.18ミリグラムです。
亜鉛の一日の推奨摂取量(2015年度版)は、30~49歳の男性で10ミリグラム、女性で8ミリグラムなので、マカを摂取すれば、一日に必要な亜鉛の量が全て摂取できるわけではありません。
亜鉛を多く含むレバーや牛肉、豚肉などを心がけて摂取しつつ、摂取量の底上げにマカを利用するといいでしょう。

・ビタミンB6

ビタミンB6は、エストロゲンの代謝を助ける働きやエストロゲンのバランスを整えて、ホルモンバランスを調整する働きがあります。

・ビタミンE

ビタミンEは、

・エストロゲンを活性化させる
・プロゲステロンの材料になる
・ホルモンの分泌量やホルモンバランスを整える働き

など、ホルモンバランスの調整に高い効果があります。

ストレスを予防、緩和する働き

卵巣は、ストレスに弱く、ストレスの影響が現れやすい器官です。

排卵は、脳の視床下部(ししょうかぶ)というところでコントロールされています。
自律神経とホルモンバランスをコントロールするのも、この視床下部です。

私たちが過剰なストレスを受けると、視床下部の働きが低下して、自律神経やホルモンバランスが乱れることがあります。
そうなると、同じく視床下部でコントロールされている排卵も影響を受け、排卵日がずれてしまったり、基礎体温の周期が一定でなくなったりします。

マカは、ストレスを予防、改善する効果がある、

・トリプトファン・・・ストレスを緩和するセロトニンの材料となる
・ビタミンB1・・・神経を正常に保ってストレスに耐性をつける
・ビタミンC・・・ストレスを緩和する働きのある副腎皮質ホルモンの合成に欠かせない成分
・カルシム、マグネシウム・・・イライラを抑え、精神を落ち着かせる
・サポニン、マカエン、マカミドなどの二次代謝産物・・・ストレスに対抗するエネルギーをつくりだす

などを含んでいるので、ストレスによるホルモンバランスの乱れを防ぎます。

マカを摂取するとホルモンバランスが乱れる場合もある

マカは、このようにホルモンバランスを調整して、月経周期を整え、規則正しい排卵に導く効果があります。

しかし、人によっては、効果が強く出すぎてホルモンバランスが乱れ、不正出血や月経周期の乱れ、めまい、頭痛などの副作用が出る場合があります。
ですので、マカを初めて摂取する場合は、少量からはじめて、効果や副作用を確認しつつ量を増やしてください。
気になる場合は、基礎体温表をつけながら摂取すると、排卵日の乱れがあったかどうかなどがわかりやすくなります。

まとめ

マカは、エストロゲンに似た働きがある植物性エストロゲンを含んでいます。また、ホルモンバランスを整える成分がある亜鉛、ビタミンB6、ビタミンEを豊富に含んでいます。さらに、ホルモンバランスを乱す大きな原因のひとつのストレスを予防、緩和する成分も含んでいます。ですので、マカにはホルモンバランスを整えて、月経周期を一定に保ち、正常な排卵を促す効果があります。
ただし、人によっては、マカのホルモンバランスを整える効果が強すぎて、かえってバランスが乱れ、月経周期の乱れや不正出血、めまい、頭痛などの副作用がでる場合があります。マカをはじめて摂取する際は、少量から試して効果や副作用を確認しつつ量を増やしてください。なお、マカは栽培方法や土地、環境で含まれる成分の数や量が異なるので、購入の際はメーカーのホームページなどでよく確認することをお勧めします。

関連記事Related