マカで産後の身体を休めよう!
マカは、産後の身体の回復に効果があります。
ここでは、マカの産後の身体を回復する効果と、効果がある成分について説明します。
- 産後に起こる不調
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産後は育児がはじまるので、体調が良くないと大変ですが、実際には体調を崩す人が多いです。
産後には、次のような症状がでる場合があります。
・疲れが取れない
・頭痛
・肩こり
・イライラ
・不眠
・鬱(うつ)っぽい
マカには、これらの症状を予防、緩和する効果があります。
マカの産後の不調を回復する働き
ホルモンバランスの乱れを整える
妊娠中は、女性ホルモンの量が増加します。
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあります。
妊娠前には、この2つのホルモンは、周期的に交互に優位になってバランスを取っていましたが、妊娠するとどちらもどんどん増えます。
この2つのホルモンの増加は、出産すると徐々に治まりますが、脳がこれを減少した、と勘違いする場合があり、ホルモンバランスが乱れ、更年期障害のような症状が出る場合があるのです。
- 妊娠中の女性ホルモンの増減
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〇エストロゲンの量
妊娠初期 後期 2300~7400pg/ml 16500~32400pg/ml ※pg/ml・・・ピコグラム・パー・ミリリットル:1ミリリットル中の重さが一兆分の1グラム
〇プロゲステロンの量
妊娠初期 後期 9~47ng/ml 49~300ng/ml ※ng/ml・・・ナノグラム・パー・ミリリットル:1ミリリットル中の重さが10憶分の1グラム
エストロゲンとプロゲステロンは、上記のように劇的に増えます。
マカには、エストロゲンに似た働きがある植物性エストロゲンが含まれています。
植物性エストロゲンは、エストロゲンが減った時には、エストロゲンの代わりになってエストロゲンの働きを補いますが、エストロゲンの量が多い時は、分泌量を抑制してバランスを取る働きがあります。
また、マカには、植物性エストロゲン以外にも
・亜鉛
ホルモンバランスを整える
・ビタミンB6
エストロゲンの代謝を助けて、ホルモンバランスを整える
・ビタミンE
ホルモンの分泌量やホルモンバランスを整える
などの、成分が含まれているので、相乗効果でホルモンバランスを整える効果が期待できます。
産後の栄養補給に最適
産後は栄養不足になりやすい
上記に述べたように、産後はホルモンバランスが乱れて体調を崩しやすいです。
さらに、授乳中は妊娠前の必要摂取カロリー+350~500kcal必要です。
また、カロリーが足りていても、栄養バランスが偏っていて、ビタミンやミネラルが不足していると、貧血や骨粗しょう症を起こしたり、身体の疲れが回復しなかったりします。
マカに含まれる産後に不可欠な栄養素
マカには、18種類のアミノ酸、9種類のミネラル、ビタミン、食物繊維が含まれているので、産後の栄養補給に最適です。 特に、マカは産後に必要な次の3つの栄養素を全て豊富に含んでいます。
- 〇鉄
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妊娠中は赤ちゃんのために鉄が優先して使われる上に、出産時に出血もあります。そのため、出産後に貧血になっている、もしくは貧血になりやすい状態になっている人が多いです。
鉄は、赤血球の主な成分のヘモグロビンの材料となるので、鉄が不足すると赤血球が不足して貧血になります。
また、母乳の材料は血液なので、授乳中はさらに鉄が必要です。
マカは、製品によって量に違いがありますが、多い製品では鉄が100g中25mg含まれています。
鉄が多く含まれているレバーの鉄の含有量は4.0mgなので、マカの鉄の含有量の多さがわかります。
- 〇カルシウム
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妊娠、授乳中は、一生のうちで一番カルシウムを失う時期、と言われています。
妊娠中は、胎児の歯や骨をつくるためにカルシウムが優先的に使われ、出産後に赤ちゃんが成長するのにもカルシウムが必要です。
また、赤ちゃんに必要なカルシウムが不足すると、母親の骨からカルシウムが溶け出して赤ちゃんに吸収されるためにカルシウム不足になり、骨粗しょう症を引き起こす場合があります。
さらに、カルシウムには、育児中のイライラを抑制して精神を安定させる働きもあるので、特に摂取する必要がある栄養素のひとつです。
牛乳には、100g中110mgのカルシウムが含まれていますが、マカにはカルシウムが332mgも含まれています。
また、カルシウムは吸収率が10~50%と低いのですが、マカは、吸収率を上げる効果があるマグネシウムも含んでいるので、相乗効果で吸収率が高くなります。
- ※マカに含まれている鉄とカルシウムの量
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マカの一日の摂取量の目安は1500ミリグラムなので、一日に摂取できる量は、以下の通りです。
・鉄…0.375mg
・カルシウム…4.98mg
授乳中の鉄の推奨摂取量は、一日20mgで、授乳していない人の2倍の量が必要です。
カルシウムは、授乳中は吸収率が上がるため、特に必要量は増えていませんが、一般の人と同じ650mg必要なので、マカだけで必要な鉄やカルシウムを全て摂取できるわけではありません。
鉄を豊富に含むレバーや牛、豚肉、カルシウムを多く含む牛乳や乳製品などを心がけて摂取しながら、摂取量の底上げにマカを利用するといいでしょう。
- 〇たんぱく質
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たんぱく質は、身体のほぼ全ての臓器や骨、血液の材料となります。
特に、母乳は血液でつくられるので、たんぱく質は、鉄とともに重要な栄養素です。
また、女性ホルモンや男性ホルモンの材料となるコレステロールの材料になるので、たんぱく質が減るとホルモンの量が減ってホルモンバランスが乱れる場合があります。
マカには、たんぱく質の材料となるアミノ酸が、18種類も含まれています。
疲労回復効果
産後はすぐに育児がはじまるので、出産による出血や、体力の消耗などが完全に回復できない場合が多いです。
さらに、家事も行わなくてはならない人も多く、疲れは溜まっていく一方です。授乳でカロリーを消費したり、疲れから食欲が低下したりして、ますます疲労が回復しない、という負の連鎖に陥る人も少なくありません。
マカは、
・アルギニン
血行をよくして酸素や栄養素を十分に運んで疲労を予防する
・アスパラギン酸
疲労物質の乳酸やアンモニアを分解する
・BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)
筋肉をつくったり修復したりして筋肉の疲れを回復する
・ビタミンB1
ブドウ糖をエネルギーに変換して疲れを回復する
・ビタミンB2
たんぱく質、脂質、炭水化物をエネルギーに変換する
・ビタミンE、C
エネルギーの生産量を減らして疲労を感じさせる活性酸素を除去する(抗酸化作用)
などの成分を含んでいるので、マカを摂取すると産後の疲労回復に高い効果があります。
また、マカにはストレスを緩和する効果もあるので、育児や家事、疲労によるイライラを防いで、産後の身体を休めるのを助ける効果もあります。
便秘を予防する
産後は、
・母乳をつくることによる水分不足
・会陰切開や帝王切開の傷によりいきめない
・妊娠中や出産で痔になった
などが原因で、便秘になる人が多いです。
便秘になると、腹痛、胃痛、胃もたれ、膨満感(お腹が張った感じ)などが起こり、産後の疲れの回復を妨げます。
マカには、腸内環境を整えて、便秘を予防、改善する効果がある食物繊維が豊富に含まれています。
また、便秘の原因となるストレスや冷えを予防、改善する効果もあるので、産後の便秘予防に高い効果が期待できます。
葉酸と一緒に摂ると効果的
マカは、出産後、授乳中に必要な栄養素をほとんど含んでいますが、葉酸だけは含んでいません。
複数のサプリを摂取するのが面倒な人や、摂取を忘れやすい人は、葉酸を配合したマカ製品もあるので、利用すると手軽です。
- 葉酸の働きと多く含む食品
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葉酸は、
・赤血球をつくるのに不可欠
・産後うつに効果がある
・細胞分裂を促すので、赤ちゃんの成長に必要、母親の抜け毛を防止する
・子宮の回復を助ける
などの効果があるので、摂取を心がけるように指導する産婦人科も多いです。
ですので、マカと一緒に葉酸のサプリメントを摂取するか、葉酸の多い食品の、
・モロヘイヤ
・ブロッコリー
・ほうれん草
・枝豆
・きのこ類
・レバー
・海藻類
・干したたみいわし
などを心がけて摂取すると、産後の身体の回復に効果があります。
まとめ
産後は、妊娠中に鉄やカルシウムを失って、貧血や骨粗しょう症になりやすくなっている上に、ホルモンバランスが乱れて、体調を崩しやすくなっています。さらに、授乳によるカロリーや栄養の不足、育児や家事のストレスも重なって疲れやすくなっています。マカには、
・ホルモンバランスを整える
・栄養を補給する
・疲労を回復する
・ストレスを緩和する
・便秘を予防する
などの効果があるので産後の疲れた身体の回復に大変効果があります。ただし、葉酸だけは含まれていないので、葉酸をサプリメントや食事で補うと、より効果的です。なお、マカは栽培された土地や環境、栽培方法によって含まれる成分の数や量が異なります。特に、カルシウムや鉄は、製品によって量にかなりの違いがあるので、購入の際は商品紹介のホームページなどでよく確認することをお勧めします。