マカとシトルリン
マカとシトルリンは、同時に摂取すると相乗効果が得られます。
ここでは、マカとシトルリンを同時に摂取すると得られる相乗効果や、効果のある成分について詳しく説明します。
マカとは?
マカが栄養豊富な理由
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マカはアンデス山脈の高地が原産地のアブラナ科の植物です。
アンデス山脈の高地は、
・高度4000メートル
・空気が薄く、紫外線が強烈
・一年の平均気温は7度以下
・日中の温度差30度
・強風が吹き下ろす
・日照りがある
・霜が降り雹(ひょう)が降る
という大変過酷な環境です。
マカは、この環境を生き抜くために、土地の栄養素を根こそぎ吸い尽くしてその根に溜めるので、栄養素が豊富に含まれているのです。
マカには、
・18種類のアミノ酸
・9種類のミネラル
・ビタミン
・植物繊維
・サポニンやマカエン、マカミドなどの二次代謝産物※
などが含まれています。
※二次代謝産物とは、植物が生きていくのには必須ではないが、環境に適応していくのに役に立ったり、独特の効果があったりする成分で、薬効があります。
二次代謝産物が多いものほど薬効が高く、マカには、多い製品では28種類もの二次代謝産物が含まれています。
マカの効果
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マカは、この豊富な栄養素の相乗効果で、
・滋養強壮、精力増強
・疲労回復
・不妊の予防、改善
・EDの予防、改善
・生活習慣病の予防、改善
・血行促進
・ダイエットをサポートする
・美肌効果
など、さまざまな効果があります。
シトルリンとは?
シトルリンは、1930年に日本人によってスイカの果汁から発見された遊離アミノ酸で、ウリ科の食物にはほとんど含まれています。
たんぱく質の材料となるアミノ酸は全部で20種類ありますが、アミノ酸は、その他にもたんぱく質の材料にならないものもあります。
たんぱく質の材料にならないアミノ酸を「遊離アミノ酸」といいます。
遊離アミノ酸は、細胞や血液中に存在して身体中を巡っています。
シトルリンの働き
シトルリンは、体内でアルギニンに変換されます。
アルギニンは一酸化窒素を合成しますが、この一酸化窒素には次の働きがあります。
・血管を拡張したり、血管に弾力を与える
・コレステロールを回収する
・血小板が固まるのを防ぐ
シトルリンは、アルギニンに変換されることで体内のアルギニンを増やします。
シトルリンの効果
シトルリンには、上記の効果で、
・血行改善による冷え、むくみ、EDの予防、改善
・動脈硬化の予防、改善
・記憶力、集中力アップ
・疲労回復
・美肌効果
などの効果があります。
マカとシトルリンの相乗効果
血行改善効果
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シトルリンは、体内でアルギニンに変換されます。
アルギニンは、血管を拡張したり血管に弾力を与える作用がある一酸化窒素を合成するので、
血流がよくなり冷えが改善します。
血液は、老廃物を回収する働きもあるので、血流がよくなると老廃物がスムーズに排出されてむくみが改善します。
また、勃起は血液が陰茎に流れ込むことで起こるので、血流がよくなるとED(勃起不全)を予防、改善する効果もあります。
マカにもアルギニンが含まれているので、マカとシトルリンを同時に摂取すると、アルギニンの量がさらに増えて効果が高くなります。
マカにはその他にも血行を良くする働きがある、
・ビタミンE・・・毛細血管を広げる、血管を固く狭くする活性酸素を除去する(抗酸化作用)
・サポニン、アルカロイド類・・・血行促進作用、抗酸化作用
などの成分も含まれています。
ですので、マカとシトルリンを同時に摂取すると、これらの成分との相乗効果でより高い血行促進効果が期待できます。
動脈硬化を予防、改善する
アルギニンの動脈硬化を予防、改善する効果
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シトルリンは、上記の「血行改善効果」で説明したように、体内で血管を拡張したり血管に弾力を与える働きがある一酸化窒素を合成するアルギニンに変換されます。
一酸化窒素は、血管を広げたり血管をしなやかにしたりする働きがあるので、動脈硬化を予防、改善する働きがあります。
さらに、一酸化窒素は、血小板が固まるのを防いで血栓を予防したり、コレステロールを回収したりする働きがあるので、脳梗塞や心筋梗塞を予防、改善する効果もあります。
マカには抗酸化作用がある
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マカは、アルギニンの他にも動脈硬化の予防、改善に効果がある「抗酸化作用」があります。
抗酸化作用とは、活性酸素を除去する働きのことです。
活性酸素は、もともとは酵素の働きを助けたり、体内に侵入したウイルスや細菌を攻撃して酸化させて除去したりする良い働きがあります。
しかし、何らかの原因(ストレス、紫外線、たばこ、激しいスポーツなど)で増えすぎると、正常な細胞を攻撃してしまいます。
血管が活性酸素に攻撃されると、血管が酸化して老化したり、酸化した悪玉コレステロールが血管に取り付いたりして血管が固く、狭くなり、動脈硬化を引き起こします。
マカには、抗酸化作用がある、
・ビタミンC
・ビタミンE
・サポニン
・アントシアニン
などが含まれています。
マカとシトルリンを同時に摂取すると、アルギニンの効果がより高まります。
また、マカには抗酸化作用もあるので、アルギニンの効果と抗酸化作用で生活習慣病の予防、改善効果がより一層高くなることが期待できます。
疲労を回復する
アルギニンの疲労回復効果
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シトルリンは、アルギニンに変換されることによって疲労回復効果を発揮します。
アルギニンは、上記の「血行改善効果」で説明したように一酸化窒素を合成します。
一酸化窒素は血行を良くする働きがあるので、血液の流れがよくなって酸素や栄養素が全身に行き渡ります。そうするとエネルギーの生産量が増えたり疲労物質がすばやく回収されたりします。
また、アルギニンは、疲労物質のアンモニアを分解します。
さらに、筋肉を増強する作用がある成長ホルモンの分泌を促す働きもあります。
マカの疲労回復効果
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マカにはアルギニン以外にも、アンモニアを分解する働きがあるアスパラギン酸や、アンモニアを尿として体外に排出するグルタミン酸が含まれています。
その他にも、マカには「疲労回復のビタミン」とよばれ、疲労回復に高い効果がある、
・ビタミンB1・・・ブドウ糖をエネルギーに変えて疲労を回復する
・ビタミンB2・・・炭水化物、たんぱく質、脂質をエネルギーに変えて疲労を回復する
などの成分も含まれています。
ですので、マカとシトルリンを同時に摂取すると、アルギニンとこれらの成分の相乗効果でより高い疲労回復効果が期待できます。
美肌効果
美肌効果が高いアルギニン
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シトルリンがアルギニンに変換されると美肌効果が高まります。
アルギニンは、上記の「疲労を回復する」で説明したように、成長ホルモンの分泌を促進する働きがあります。
成長ホルモンは、新陳代謝をよくして肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促す効果があります。
ターンオーバーが速やかに行われると、古い角質や老廃物が取り除かれて新しい皮膚に生まれ変わり、しわやしみ、たるみを防ぎます。
また、成長ホルモンは、肌にうるおいや弾力をもたらすコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す効果もあります。
アルギニンは、その他にもNMF (Natural Moisturizing Factor:ナチュラル・モイスチャライジング・ファクター)とよばれる天然保湿成分の材料となるので保湿効果があります。
さらに血行をよくするので、肌のくすみを取る働きもあります。
シトルリンもNMFの材料となる
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アルギニンはNMFの材料となりますが、シトルリンもNMFの材料となります。
NMFの材料の40%がアミノ酸ですが、シトルリンはその中の9%を占めるので高い保湿効果があります。
マカの美肌効果
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活性酸素が肌のハリや弾力の元になるコラーゲンやエラスチンを攻撃すると、コラーゲンやエラスチンは酸化し、老化してしみやしわ、たるみの原因となります。
マカには、上記の「動脈硬化の予防、改善」で説明したように抗酸化作用があります。
マカには、その他にも美肌に効果がある、
・亜鉛・・・細胞を再生してターンオーバーを促進する
・マグネシウム・・・肌のバリア機能(刺激や乾燥から肌を守る効果)を高める、ターンオーバーを促進する
などの成分も含まれています。
マカとシトルリンを同時に摂取すると、アルギニンの量が増えてアルギニンの効果が高まります。
また、シトルリンには高い保湿効果があります。
さらに、マカには、その他にも美肌効果がある成分が多く含まれているので、マカとシトルリンを同時に摂取すると、これらの相乗効果でより高い美肌効果が期待できます。
記憶力、集中力アップ
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脳は、人が身体に取り込んだ酸素の4分の1を消費するといわれています。
脳のエネルギー源はブドウ糖ですが、脳にブドウ糖や酸素を運ぶのが血液です。
ですので、血流が悪くなると脳内の酸素やブドウ糖の量が減り、集中力や記憶力が低下してしまいます。
シトルリンは、上記の「血行改善効果」で説明したように、アルギニンに変換されることによって血流を良くする働きがあるので、脳に酸素や栄養素を運んで記憶力や集中力を高めます。
また、マカには、アルギニンの他にも記憶力や集中力を上げる効果がある、
・チロシン・・・やる気や集中力を高めるドーパミンやノルアドレナリンの材料となる
・リジン・・・ブドウ糖がエネルギーに変わるのを助ける
・ビタミンB1・・・ブドウ糖をエネルギーに変換する
などの成分も含まれています。
アルギニンは血行をよくし、脳へ酸素とブドウ糖が行き渡るように促します。
また、マカは、アルギニンの他にも集中力や記憶力を高める働きがある成分を多く含んでいます。
ですので、マカとシトルリンを同時に摂取すると、これらの成分との相乗効果で記憶力や集中力がより高くなることが期待できます。
まとめ
マカはアンデス山脈の高地が原産地のアブラナ科の植物で、シトルリンはウリ科の植物にほとんど含まれている遊離アミノ酸です。
シトルリンは、体内でアルギニンに変換されます。
アルギニンは一酸化窒素を合成して、
・血管を拡張したり血管に弾力を与える
・コレステロールを回収する
・血小板が固まるのを防ぐ
という働きがあるので、
・血行改善による冷え、むくみ、EDの予防、改善
・動脈硬化の予防、改善
・疲労回復
・美肌効果
・記憶力、集中力をアップする
などの効果があります。
マカには、もともとアルギニンが含まれている上に、その他にも、これらの効果を高める成分が多く含まれています。
ですので、マカとシトルリンを同時に摂取すると、相乗効果でこれらの効果がより高まることが期待できます。