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マカとα‐リポ酸

マカとα‐リポ酸には共通の効果があるので、同時に摂取すると、相乗効果でより高い効果が期待できます。
ここでは、マカとα‐リポ酸を同時に摂取すると得られる相乗効果や、効果がある成分について説明します。

マカとは?

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マカは、ペルーのアンデス山脈の高地が原産地のアブラナ科の植物です。

アンデス山脈の高地は、高度が4000メートルもあり、空気が薄く、強い紫外線にさらされます。
また、日中の温度差は30度もありますが、一年の平均気温は7度以下しかありません。
その上、強風が吹きおろし、日照りがあるのに、霜が降り雹(ひょう)が降る、という大変過酷な環境です。

マカは、この環境を生き抜くために、土地の栄養素を根こそぎ吸い尽くし、その根に溜めるので、栄養素を豊富に含んでいます。

マカには、

・18種類のアミノ酸
・ビタミン
・9種類のミネラル
・食物繊維
・マカミド、マカエン、サポニンなどの二次代謝産物

が、含まれています。

二次代謝産物とは、植物が生きていくのには必須ではありませんが、環境に適応していくのに役に立ったり、独特の効果があったりする成分です。
二次代謝産物には、薬効(薬の効き目)があり、二次代謝産物の数が多いものほど薬効が高いですが、マカには、多い製品では28種類もの二次代謝産物が含まれています。

α‐リポ酸とは?

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α‐リポ酸は、チオクト酸(Thioctic acid)ともよばれる、細胞のミトコンドリアに存在する補酵素(酵素の働きを助ける成分)で、ビタミン様物質として扱われます。

ビタミン様物質とは、ビタミンに似た働きをしますが、ビタミンと違って体内で合成できる物質です。
ビタミン様物質には、水溶性(水に溶けやすい)と脂溶性(水に溶けにくく、脂に溶けやすい)の2つの種類がありますが、α‐リポ酸はどちらでもなく、全ての細胞に浸透します。

以前は、医薬品としてのみ使用されていましたが、2004年よりサプリメントへの配合ができるようになりました。

α‐リポ酸は、R体とS体の2つがあります。
体内では、α‐リポ酸は、R体しか生成されません。
ただし、人工的にα‐リポ酸を合成すると、R体50%、S体50%のラセミ体ができます。
S体やラセミ体のα‐リポ酸は、有意な効果はあまり見られず、効果があるのは、R体だといわれています。

α‐リポ酸は、体内で合成できますが、量は少ないので、食物やサプリメントで摂取する必要があります。

α‐リポ酸には、

・抗酸化作用
・血糖値を下げる
・解毒作用
・エネルギーを産み出す助けをする
・脂肪の蓄積を防ぐ

などの働きがあります。

期待できる相乗効果

美肌効果

マカの効果

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マカに含まれている18種類ものアミノ酸には、保湿効果があります。
また、肌の弾力の元となる、コラーゲンやエラスチンの材料になるので、肌にハリや弾力を与えます。

その中でも、アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。

成長ホルモンは、新陳代謝を促し、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促進したり、線維芽細胞(せんいがさいぼう)を活発化させたりします。

ターンオーバーが正常に行われると、肌の老廃物や古い角質が剥がれ落ち、新しい皮膚が生まれます。
繊維芽細胞はヒアルロン酸を生成するので、繊維芽細胞が活発になると、肌にうるおいやハリがもたらされます。

その他にも、アルギニンには、血管を拡張する働きがある一酸化窒素をつくって血行をよくし、肌のくすみを予防、改善する効果もあります。

また、マカには、活性酸素を除去する抗酸化作用があります。

活性酸素は、正常な細胞を攻撃し、酸化させて機能を低下させてしまいます。
コラーゲンやエラスチンが攻撃されると、弾力やハリが失われ、しわやしみ、たるみができやすくなります。

マカには、抗酸化作用がある、

・ビタミンC
・ビタミンE
・サポニン
・アントシアニン

が、含まれています。

ビタミンCには、メラニン色素(しみやソバカスをつくる色素)の働きを抑制する効果もあり、ビタミンEには、血行をよくしてくすみを予防、改善する効果もあります。

マカには、その他にも美肌に効果がある次の成分が含まれています。

成分名 効果
植物性エストロゲン 美肌効果があるエストロゲンに似た働きをする
ビタミンB2 ターンオーバーを促進する
カルシウム 細胞間の保湿効果を高める「細胞間脂質」の働きをよくする
マグネシウム ・ターンオーバーを促進する
・肌のバリア機能(乾燥や刺激から肌を守る)を高める
亜鉛 細胞を再生させ、肌のターンオーバーを促進する
コラーゲンの生成に必要

α‐リポ酸の効果

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α‐リポ酸には、ビタミンCやビタミンEの400倍もの抗酸化作用があります。

また、ビタミンCやビタミンEを再活性(一度終わった効果を再びよみがえらせる効果)する効果があるので、ビタミンCの抗酸化作用やメラニン色素を抑える作用、ビタミンEのくすみを予防、改善する効果が長く続きます。

さらに、α‐リポ酸には、肌の「糖化」を抑える働きがあります。

糖化とは、糖とたんぱく質が結合することです。

糖とたんぱく質が結合すると、「糖化たんぱく質」に変化します。
糖化たんぱく質が蓄積されると組織が硬化してしまうため、コラーゲンやエラスチンも硬化して固くなってしまいます。

また、糖化たんぱく質は、褐色なので肌の色が悪くなり、くすみの原因となります。
さらに、糖化たんぱく質は、分解されにくい性質を持つため、ターンオーバーの速度が遅くなり、メラニン(シミの原因になる色素)が排出されずに、シミになったりします。

α‐リポ酸は、強力な抗酸化作用と、糖化を防ぐ作用があるので、高い美肌効果があります。

マカとα‐リポ酸には、どちらにも美肌効果があるので、同時に摂取すると相乗効果で、さらに高い美肌効果が期待できます。

糖尿病を予防、改善する

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血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度のことです。
摂取した食物が吸収されると、血液中のブドウ糖が増えます。
ブドウ糖は、インスリンによって体内に取り込まれますが、分泌されるインスリンの量が減ったり、働きが悪くなったりすると、ブドウ糖が血液中に多くなって糖尿病になります。

マカの効果

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マカに含まれている亜鉛は、インスリンの材料になったり、インスリンの量を調整したりする働きがあります。

また、ビタミンB群は血糖値を下げる働きがありますが、マカにはビタミンB1、B2、B3、B12が含まれています。
その中でもビタミンB1は、糖の代謝(取り込んだ栄養素をエネルギーに変えたり、蓄積したりする働き)を良くするので、特に効果が高い成分です。

α‐リポ酸の効果

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α‐リポ酸は、グルコース(ブドウ糖)を細胞に取り込む働きがあるので、血糖値を下げる働きがあります。

また、糖尿病の合併症のひとつの、糖尿病神経障害を改善する働きがあります。
糖尿病神経障害とは、末梢神経が障害を受け、ジンジンするようなしびれや、ピリピリするような痛み、焼けるような痛みなどを感じるようになることです。

マカとα‐リポ酸には血糖値を下げる効果があるので、同時に摂取すると、相乗効果で糖尿病を予防、改善する効果がより高くなることが期待できます。
ただし、S体のα‐リポ酸は、摂取すると低血糖症を発症する場合があるので、摂取の際には、α‐リポ酸の種類を確認する必要があります。

肝臓の働きを助ける

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肝臓には、有害物質を分解する解毒作用や、脂肪の消化を助ける胆汁を生成する、などの働きがあります。
これらの働きをするためには酸素が大量に必要なので、酸素が消費されてできる活性酸素も大量に発生します。

活性酸素は、肝細胞を攻撃し、肝臓の機能を低下させてしまいます。
また、活性酸素は、肝臓に溜まった脂肪と結びついて有害な過酸化脂質に変化するため、肝臓が炎症を起こし、さらに肝機能が低下する原因となります。

マカとα‐リポ酸には、上記の「美肌効果」で説明したように、活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
特に、α‐リポ酸には、強力な抗酸化作用があるので、活性酸素を除去して肝機能の低下を防ぎます。

マカの抗酸化作用はα‐リポ酸ほど高くありませんが、マカには、肝臓の働きを助ける次の8つの成分が含まれています。

成分名 効果
プロリン
リジン
アラニン
脂肪を燃焼する作用がある酵素の「リパーゼ」の材料となり、肝臓に脂肪が溜まって脂肪肝になるのを予防、改善する
アルギニン ・有害物質のアンモニアを分解する
・リパーゼの材料となる
メチオニン ・肝臓に蓄積された有害物質や毒素を分解する
・血液中のコレステロールを燃焼し、脂肪肝を防ぐ
・肝臓の代謝をよくし、肝臓を活性化する
・肝臓病の予防、改善する効果があるタウリンの材料となる
アスパラギン酸 アンモニアを尿として無毒化し、体外に排出する
グルタミン酸 アンモニアを取り込んでグルタミンに変え、無毒化して体外に排出する
亜鉛 細胞を再生し、肝臓の再生機能を助ける

また、α‐リポ酸にはヒ素や水銀、鉛などの金属を解毒する働きがあります。

マカは、抗酸化作用と肝臓の働きを助ける成分の働きで、α‐リポ酸は強力な抗酸化作用と金属の解毒作用で、肝臓の働きを助けます。
ですので、マカとα‐リポ酸を同時に摂取すると、相乗効果でより高い肝臓のサポート効果が期待できます。

疲労を回復する

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食事で取り込まれた糖質、たんぱく質、脂質は、消化器官によって分解され、アセチルCoAとなってクエン酸回路に組み込まれます。
その後、8種類の酸に次々に変化し、その過程でさまざまな生成物をつくりだし、多くのエネルギーを産み出します。
ですので、クエン酸回路の働きが悪くなると、エネルギーが不足し、疲労を感じます。

マカの効果

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マカに含まれているマグネシムとカリウムは、クエン酸回路をうまく回すのに必要な成分です。
また、アスパラギン酸は、マグネシウムとカリウムを取り込みやすくする働きや、クエン酸回路に働きかけて、疲労物質の乳酸を分解する働きがあります。

マカには、その他にも、疲労回復に効果がある次の成分が含まれています。

成分名 効果
BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン) 筋肉をつくったり、修復したりして筋肉の疲労を回復する
アルギニン ・疲労物質のアンモニアを分解する
・血行をよくして、酸素や栄養素を全身に運んで疲労を回復する
ビタミンB1 ・糖分をアセチルCoAに変えるのに必要な成分
・ブドウ糖をエネルギーに変換して疲労を回復する
ビタミンB2 たんぱく質、炭水化物、脂質をエネルギーに変換する
ビタミンC
ビタミンE
サポニン
アントシアニン
細胞を攻撃し、機能を低下させてエネルギー産生を低下させる活性酸素を除去する(抗酸化作用)

α‐リポ酸の効果

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α‐リポ酸は、糖の代謝をよくし、糖をエネルギーに変えるのに欠かせない成分です。
α‐リポ酸がないと、糖はエネルギーに変換されません。

また、クエン酸回路の働きを助け、クエン酸回路がスムーズに働いて効率よくエネルギーを産み出すのを助けます。

α‐リポ酸は、分子量が小さい上に、水に脂にも溶けるため、吸収率が高く、全身に行き渡りやすい性質を持っています。
ですので、α‐リポ酸は、すばやく糖をエネルギーに変え、疲労を回復します。

マカとα‐リポ酸は、どちらもクエン酸回路の働きを助ける効果があり、マカにはさらに、その他にも疲労を回復する効果がある成分が含まれています。
ですので、マカとα‐リポ酸を同時に摂取すると、相乗効果でより高い疲労回復効果が期待できます。

ダイエットをサポートする

マカの効果

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マカに含まれている、

・アルギニン
・プロリン
・アラニン
・リジン

には、脂肪を燃焼する働きがある「リパーゼ」の材料となってリパーゼを活性化させ、体脂肪を燃焼したり、身体に溜まった余分な水分を排出したりする作用があります。

α‐リポ酸の効果

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α‐リポ酸は、余分な糖質が脂肪に変換され、蓄積されるのを防ぐ働きがあります。
また、脂肪を燃焼したり、新陳代謝を促進したりする働きがあります。

上記の「疲労を回復する」で説明したように、α‐リポ酸は、クエン酸回路の働きを助ける作用があります。
クエン酸回路がスムーズに働くと、糖が足りない場合は、体脂肪から変化したアセチルCoAを利用してエネルギーに変えるので、ダイエットにも繋がります。

健常な男性8人に、α‐リポ酸を4週間摂取してもらい、摂取前と摂取後の肥満指標(身長と体重から算出された肥満度を表す数値)と血液成分を測ったところ、

・体脂肪率
・インピーダンス・・・体脂肪の測定方法、高いほど脂肪が多い
・脂肪量
・ヒップサイズ

が減少したことが判明しました。

さらに、

・血糖値の低下
・クレアチンの上昇・・・筋肉が瞬発的に働く際に使われる。α‐リポ酸はクレアニンの吸収を高めるとされている

が認められました。

マカには、脂肪を燃焼したり、ダイエットの大敵の便秘を予防、改善する効果があり、α‐リポ酸には、脂肪を燃焼し、脂肪の蓄積を防いだり、新陳代謝を促したりする効果があるので、ダイエットをサポートします。
ですので、マカとα‐リポ酸を同時に摂取すると、相乗効果でより高いダイエットのサポート効果が期待できます。

まとめ

マカは、ペルーのアンデス山脈が原産地の植物で、α‐リポ酸は、体内のミトコンドリアに存在する補酵素です。
マカとα‐リポ酸には、

・美肌効果
・糖尿病を予防、改善する
・肝臓の働きを助ける
・疲労を回復する
・ダイエットをサポートする

などの共通の効果があります。
ですので、マカとα‐リポ酸を同時に摂取すると、相乗効果でこれらの効果がより高くなることが期待できます。糖尿病や肝臓の働きが気になる人、疲労を回復したい人、美肌効果やダイエット効果を期待したい人は、マカとα‐リポ酸を同時に摂取することをお勧めします。

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