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オーガニックのマカ

マカの製品には、オーガニックマカ、もしくは有機マカと書かれているものがあります。
ここでは、オーガニックのマカについて説明します。

オーガニックとは?

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オーガニックとは、有機栽培、もしくは有機農法のことをいいます。
もともとは、有機物を肥料として使用した栽培方法のことをさしましたが、その後「合成された農薬を使用しない栽培方法」のことを「有機栽培」というようになりました。

はじめは、有機栽培、無農薬栽培、減農薬栽培などの区別がはっきりと表示されておらず、消費者から、不安や疑問の声が多くあがったため、1999年に一定の基準が定められました。

JAS認定制度では、有機野菜は、

・播種(はしゅ:種まきのこと)または、値付け前の2年以上の間、化学肥料や農薬を使用していない土地で栽培する(多年性作物の場合は3年以上)
・化学合成農薬や化学肥料を使用しない
・遺伝子組み換え原材料は使用しない

と、定義されています。

日本では、「JAS規格(農林物資の規格化、及び品質表示の適正化に関する法律)」の基準を満たしているかどうかを、登録認定機関が検査し、農林水産省に認定された事業者だけが「有機JASマーク」を貼って、製品を販売できます。

また、農林水産省に、日本と同レベルの水準である、とされた国の認定機関の審査をパスしている製品は、日本でも「有機JAS認定品」として販売できます。

日本と同レベルの水準だとされている国は、次に挙げる計34カ国で、これらの中には、日本よりも審査基準が厳しい国もあります。

・アメリカ合衆国
・オーストラリア
・アルゼンチン
・スイス
・ニュージーランド
・欧州連合(28カ国)
・カナダ

JAS規格では、マカの土壌や栽培に関する基準や、製造過程での環境や人体に対して有害な添加物や薬剤の禁止、などの厳しい基準が定められています。

オーガニックのマカ

マカは、ペルーのアンデス山脈の高地が原産地です。
アンデス山脈の高地は、標高が4000メートルと高いので空気が薄く、日中の温度差が30度以上あり、日照りがあれば、霜や雹(ひょう)が降る、という過酷な環境です。
マカは、この環境を生き抜くために土地の栄養素を根こそぎ吸い取るので、栄養が豊富ですが、
農薬なども同時に吸収してしまいます。

ですので、農薬の心配をしたくない人や安全性を確認したい人は、土地に化学合成農薬や化学肥料が使用されていない、オーガニックのマカを選ぶことをお勧めします。

オーガニックのマカの特徴

オーガニックで育てるためには、上記の「オーガニックとは?」で、説明したように、厳しい基準を満たさないとならないので、手間が余計にかかります。
しかし、その手間をかけてでも身体によい製品を生産したい、というメーカーの製品は、それ以外にも、次のような、マカの成分をより引き出せるような配慮をしているところが多いです。

天日干しをしている

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採取したマカは、乾燥して保存、加工されます。
乾燥方法には、機械乾燥と、天日干しの2つの方法があります。

機械乾燥は、数時間で乾燥が終了しますが、天日干しは3カ月もかかります。
しかし、オーガニックのマカの製品は、天日干しをしているところが多いです。

機械乾燥をすると、二次代謝産物のベンジルグルコシノレートの量は4倍に増えることが、判明しています。
二次代謝産物は、植物が生きていくのには必要ではないが、環境に適応していくのに役に立ったり、独特の効果があったりする成分のことで、薬効があります。

しかし、マカの効果は、グルコシノレートひとつだけで決まるのではなく、二次代謝産物の数や量に比例している、と考えられています。
機械乾燥では、ベンジルグルコシノレート以外の二次代謝産物の数や量が減ってしまいます。

天日干しは、日光に均一によく当たるように、一日の間に何回もひっくり返さなくてはなりません。
雨が降ればシートをかぶせ、夕方にも雨や霜を防ぐためにシートをかぶせ、また朝にはかぶせたシートを取ります。
この作業を、3カ月もの間、繰り返すので、天日干しを行うには大変な手間がかかりますが、天日干しは、二次代謝産物の数や量が最も自然な形で残ります。

栽培する土地にこだわっている

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マカは、アンデス山脈の高地が原産地です。
アンデス山脈の中でも、フニンという地域は、高度4000メートルで酸素が薄く、一日の温度差30度もあり、強い紫外線や風にさられます。
マカは、この過酷な環境で育ったものが、土地の栄養を根こそぎ吸い尽くすため、一番栄養価が高いです。
この環境は、ペルーでもフニン以外にはないので、フニンで栽培されたマカは、最も栄養価が高く、ペルー政府からも、フニンは「マカの原産地」と認められています。

オーガニックのマカの製品は、多くがフニンで栽培されたものを、フニンで天日干ししているので、高品質のものが多いです。

ただし、オーガニックのマカの製品が、全てフニンで天日干しされたものではありません。
メーカーによっては、天日干しではなく機械乾燥をしているけれども、成分が失われにくい低温で乾燥しているところもあります。
このような情報は、製品紹介のホームページに詳しく書かれている場合がほとんどなので、購入の前にはよく確認して、自分に合った製品を選ぶといいでしょう。

まとめ

オーガニックのマカは、化学合成農薬や化学肥料を使用していません。マカは、厳しい環境を生き抜くために土地の栄養素をほとんど吸い尽くしますが、農薬も同時に吸収します。ですので、農薬の心配をしたくない人、安全性にこだわりたい人には、オーガニックのマカをお勧めします。また、オーガニックのマカの製品には、乾燥方法や栽培される土地にもこだわっているところが多いです。マカの成分を一番引き出すには、ペルーのフニンで有機栽培されたマカを、天日干しで乾燥させることが大切だとされています。オーガニックのマカは、これらの条件を満たしている製品が多いです。ただし、全てのオーガニックを扱っているメーカーが満たしているわけではないので、商品紹介のホームページなどで確認するといいでしょう。

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