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妊娠中にマカを摂取しても大丈夫?

マカは、滋養強壮、精力剤などのイメージがありますが、妊娠中に摂取しても大丈夫でしょうか?

結論から言えば、基本的にマカを妊娠中に摂取しても問題ありません。
マカは妊娠中の母をサポートしてくれる栄養素が豊富に含まれています。
ですが、自己判断での摂取は危険ですので、医師に相談してから摂取するようにしましょう。

ここでは、妊娠中に嬉しいマカの効果を説明します。

マカの妊娠中によい効果

マカは、妊娠中によい次の効果があります。

ホルモンバランスを整える

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妊娠中は、ホルモンのバランスが変わったり、自律神経が乱れたりして、下痢、頭痛、めまい、微熱などの症状が起きる場合があります。

マカに含まれている植物性エストロゲンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあります。
植物性エストロゲンは、エストロゲンが減ってホルモンバランスが乱れた場合は、エストロゲンの代わりに働いて、ホルモンバランスの乱れを整えます。
また、エストロゲンの分泌量を調整する働きがあるので、エストロゲンが多すぎる時には、分泌量を減らしてホルモンバランスを整えます。

また、マカに含まれている亜鉛、ビタミンB6、ビタミンEにも、ホルモンバランスを調整する働きがあります。

ストレスを予防、緩和する

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妊娠中は、ホルモンバランスが乱れやすく、ストレスも感じやすくなります。
ストレスを感じると、自律神経が乱れます。

自律神経は、身体が起きている時に活発に働く交感神経と、休んでいる時に活発に働く副交感神経の2つがあり、自動的に、状況に応じてどちらかが優位になって働いています。
自律神経が乱れると、常に交感神経が優位の状態が続いて緊張が解けなくなります。
そうなると、血管が収縮して血圧が上がり、妊娠中の病気のひとつの高血圧症候群の原因となります。

高血圧症候群は、以前は「妊娠中毒症」といわれていた症状です。

高血圧症候群になると、高血圧を伴うたんぱく尿、浮腫が起こり、

・腎臓、肝臓の機能低下
・脳出血、けいれん
・早産や胎児の死亡

など、大変危険な状態に陥る可能性があるので、注意が必要です。
マカは、ストレスを予防、緩和する効果があるので、高血圧症候群の予防に効果が期待できます。

マカに含まれるストレスを予防、緩和する成分

・トリプトファン・・・精神を安定させてストレスを緩和するセロトニンの材料となる
・ビタミンB1・・・神経を正常に保ってストレスに対する耐性を強くする
・ビタミンC・・・ストレスを緩和する副腎皮質ホルモンの合成に欠かせない成分
・カルシウム、マグネシウム・・・イライラを防ぐ、精神を安定させる
・マカミド、マカエン、サポニンなどの二次代謝産物※・・・ストレスに対抗するエネルギーをつくりだす

※二次代謝産物とは、植物が生命活動を行うのに必須ではないが、環境に適応するのに役に立つ成分で薬効があります。
二次代謝産物が多いほど効果が高く、マカには、多い製品では28種類もの二次代謝産物が含まれています。

冷えを予防、改善する

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妊娠中は、自律神経やホルモンバランスが乱れやすく、冷えやすいです。
妊娠中に身体が冷えると、以下のような症状がでやすくなります。

・つわりがひどくなる
・お腹が張りやすくなる・・・早産、流産の恐れ
・便秘になりやすくなる・・・胎児を圧迫する、いきむと子宮が下がりやすい
・足がむくむ、つる
・出産後に母乳が出にくくなる
・胎児に栄養が行き渡りにくくなる・・・早産、流産、低体重児の恐れ

マカには、冷えを予防、改善する効果があります。

マカに含まれている冷えを予防、改善する成分

成分名 効果
・アルギニン
・ビタミンE
・サポニン
・アルカロイド類
血管を広げたり、強くしたりして血液の流れをよくする
・ビタミンC
・ビタミンE
・アントシアニン
・サポニン
血管を老化させ、固くして血液の流れを悪くする活性酸素を除去する(抗酸化作用)
・植物性エストロゲン
・ビタミンB1
自律神経の乱れによって血管が収縮し、血行が悪くなって起こる冷えを予防、緩和する
・18種類のアミノ酸 筋肉をつくる・・・筋肉の量が減って、血液を全身に送る働きが悪くなり、血行不良になって起こる冷えを予防、改善する

栄養素を豊富に含んでいる

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妊娠中は、子宮内で胎児を育てるため、妊娠前よりも多くの栄養素が必要となりますが、つわりで思ったように食事を摂れない場合も多くみられます。

マカは、ペルーのアンデス山脈の高地が原産地です。
アンデス山脈の高地は、標高が4000メートルもあり、日中の温度差が30度もあります。
また、日照りもあれば、霜や雹(ひょう)も降ります。
マカは、このような過酷な環境を生き抜くために、育った土地の栄養を吸い取り、根に貯めます。
ですので、マカには、18種類のアミノ酸、9種類のミネラル、ビタミン、食物繊維など栄養素が豊富に含まれています。

特に、その中でも、マカは妊娠中に重要といわれる3つの栄養素を豊富に含んでいます。

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もともと女性は、月経のせいで貧血の人が多いです。
妊娠中は生理が止まるので、月経による失血はありませんが、今度は、赤ちゃんへ優先して血液が送られるため、母体は貧血になりやすくなります。
妊娠中に貧血になると、動悸、息切れ、めまい、だるさ、などを感じ、日常生活に支障がでる場合もあります。

レバーに含まれている鉄の量は、100グラム中4.0ミリグラムですが、マカには、製品によって量が異なりますが、25ミリグラムも鉄が含まれています。

カルシウム

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妊娠中は,、骨や歯をつくるカルシウムは、赤ちゃんを育てるために優先して使われ、カルシウムが不足すると母体のカルシウムが使われます。
そのまま放置すると、母体は骨がスカスカになったり、歯がもろくなったりします。

牛乳に含まれているカルシウムの量は110ミリグラムですが、マカには、100グラム中に332ミリグラムのカルシウムが含まれています。
さらに、カルシウムは吸収率が10~50%と低いのですが、マグネシウムを一緒に摂ると吸収率が高くなります。
マカには、マグネシウムも含まれているので、相乗効果でさらに高い吸収率が期待できます。

亜鉛

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亜鉛には次のような働きがあるので、妊娠中には特に必要な成分です。

・細胞を再生して、細胞分裂をサポートする
・赤血球の膜をつくる
・ホルモンの材料になったり、ホルモンの分泌を促したりする
・DNAを合成する
・たんぱく質を合成する

亜鉛が不足すると、胎児の奇形や発達不良などの恐れがあるので、胎児に優先して使われます。
そのため、母体は亜鉛不足に陥りやすいのです。

マカには、100グラム中12ミリグラムの亜鉛が含まれています。
これは、亜鉛を多く含む食品の牡蠣とほぼ同量です。

マカに含まれている鉄、カルシウム、亜鉛の量について

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上記に述べているように、マカには鉄、カルシウム、亜鉛が豊富に含まれています。

ただし、マカの一日の摂取量(目安)は、1500ミリグラムと言われています。そのため、マカ1500ミリグラムで摂取できる量は、以下の通りです。

・鉄・・・0.375ミリグラム、
・カルシウムは・・4.98ミリグラム
・亜鉛・・・0.18ミリグラム

・鉄の一日の推奨摂取量(2015年度版)・・・30歳~39歳男性の場合5ミリグラム
                                    女性の場合10ミリグラム

・カルシウムの一日の推奨摂取量(2015年度版)・・・30歳~49歳の場合650ミリグラム

・亜鉛の一日の推奨摂取量(2015年度版)・・・30歳~49歳男性の場合10ミリグラム、
                                    女性の場合8ミリグラム

ですので、マカだけで必要な量を全てまかなえるわけではありません。
カルシウムを多く含む牛乳や乳製品、鉄、亜鉛を多く含むレバーや牛、豚肉などを心がけて摂取しつつ、摂取量の底上げにマカを利用するといいでしょう。

摂取の際は医師に相談する

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このように、マカは妊娠中に効果がある成分を多く含んでいます。
ほとんどのメーカーでは、妊娠中の摂取は問題ない、と説明書きに書いています。
しかし、妊娠中の影響がはっきりと研究などで立証されているわけではありません。
少ないのですが、妊娠中の摂取は避けるように、と指示しているメーカーもあります。

マカは、ホルモンバランスの調整に高い効果があるので、人によっては作用が強くでて、不正出血、めまい、頭痛などの副作用がでる場合があります。
妊娠中にマカを摂取したい場合は、購入予定(もしくは購入済み)のマカの成分表を、かかりつけの医師に見せて相談の上、摂取することをお勧めします。

購入の際の注意点

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マカにはカフェインは含まれていませんが、製品によっては、カフェインが配合されているものがあります。
カフェインに含まれているタンニンは、鉄やカルシウムと結合してタンニン鉄となって体外に排出されてしまい、カルシウム不足の原因となります。

また、カフェインは摂りすぎると、冷え性や高血圧になりやすくなったり、胎児に吸収されて、発達障害、低体重児、早産、死産などのリスクが高くなったりします。
ですので、購入の際は、商品紹介のホームページなどで成分をよく確認して、カフェインが入っていないものを購入しましょう。

妊活用として販売されている製品や、農薬や化学合成肥料の心配のない有機マカを選ぶと安心です。

まとめ

マカには、妊娠中に乱れやすいホルモンバランスや、自律神経を整える働きがあります。また、母体や胎児に悪影響をおよぼすストレスや冷えを予防、改善する効果もあります。マカは、栄養素を豊富に含んでいます。特に、妊娠中に必要とされる鉄、亜鉛、カルシウムを豊富に含んでいるので、マカを妊娠中に摂取しても、基本的にはかまいません。ただし、マカはホルモンバランスに強く働きかける作用があります。また、妊娠中のマカの摂取に対するはっきりとした効果や副作用は、医学的に立証されてはいません。ですので、摂取前に、購入予定のマカの成分表を、医師に見せて相談すると安心です。

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