マカとローヤルゼリー
マカとローヤルゼリーはどちらも優れた健康食品です。
ここでは、マカとローヤルゼリーを一緒に摂取した場合の効果について説明します。
マカとは?
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マカは、ペルーのアンデス山脈の高地が原産地の植物です。
アンデス山脈の高地は、高度が4000メートルもあり、空気が薄く強風が吹き下ろし、日中の温度差が30度もあります。
さらに、強烈な日差しがさすと思えば、雹(ひょう)が降ったり、霜が降りたりします。
マカは、このような過酷な環境を生き抜くために、土地の栄養素を吸い尽くして根に貯めるため、栄養素を豊富に含んでいます。
マカには、18種類のアミノ酸、9種類のミネラルをはじめ、ビタミン、食物繊維、二次代謝産物などが豊富に含まれています。
二次代謝産物は、植物が生きていくのには必要ありませんが、環境に適応するのに役に立ったり、独特の効果があったりする成分で、薬効があります。
ですので、二次代謝産物が多いものほど薬効が高く、マカには多い製品では28種類もの二次代謝産物が含まれています。
ローヤルゼリーとは?
ローヤルゼリーは、若いメスの働き蜂が、女王蜂に与えるためだけに、花粉やはちみつを食べて、
体内で分解して合成した後に、分泌した物質です。
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女王蜂は、もともとはただの働き蜂ですが、幼虫の時からずっとローヤルゼリーを与えられます。そして、体長が2~3倍、寿命が40倍もあり、卵を産むことができる女王蜂になります。
ですので、ローヤルゼリーには、ただの働き蜂を、女王蜂に変える力があります。
そのしくみは、まだはっきりとは判明していませんが、豊富な栄養素と、ローヤルゼリーにだけ含まれる特別な物質のデセン酸やアピシンによるものではないか、と考えられています。
マカとローヤルゼリーの効果
マカとローヤルゼリーは、どちらも栄養価が高く共通の効果が多いので、一緒に摂取すると、高い相乗効果が期待できます。
マカとローヤルゼリーの共通の効果は大変多くありますが、その中から、
・更年期障害
・ED
・不妊
・疲労
・ストレス
に、対する効果と、効果がある成分について詳しく説明します。
更年期障害を予防、改善する
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更年期障害とは、閉経前後に、女性ホルモンのエストロゲンが減少してホルモンバランスが乱れ、自律神経が乱れて身体の不調が起こることです。
マカに含まれる植物性エストロゲン、ローヤルゼリーに含まれるデセン酸は、どちらもエストロゲンに似た働きがあります。
ですので、マカとローヤルゼリーを一緒に摂取すると、減ったエストロゲンを補う効果がより高くなります。
また、マカにもローヤルゼリーにも、更年期障害の症状を悪化させる、
・活性酸素の蓄積
・ストレス
・冷え
・不眠
・うつ
を予防、改善する働きがあるので、同時に摂取すると、相乗効果で更年期障害の症状の予防、改善効果が高くなることが期待されます。
EDを予防、改善する
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EDとは、英語でErectile Dysfunctionの頭文字で、勃起機能の低下、という意味です。
日本語では、勃起不全とよばれ、性交時に十分な勃起や維持ができなくなり、満足のいく性交が行えない状態のことをいいます。
ローヤルゼリーには、EDの予防や改善に効果のある、
・アルギン
・亜鉛
・ビタミンB群
が含まれています。
マカは、上記の成分に加えて、EDに効果があるサポニンやアルカロイド類などの二次代謝産物を含んでいます。
また、マカもローヤルゼリーもEDの原因になる、
・疲労
・ストレス
・生活習慣病
を予防、改善する働きがあります。
ですので、マカとローヤルゼリーを一緒に摂取すると、効果がある成分が増えるので、EDの予防、改善効果が高くなることが期待できます。
不妊を予防、改善する
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ホルモンバランスが乱れると、排卵が正常に行われなくなったり、子宮着床障害の原因になったりするので、不妊の原因になります。
上記の「更年期障害を予防、改善する」で述べたように、マカにもローヤルゼリーにも、エストロゲンに似た働きがある成分が含まれています。
また、アミノ酸は、ホルモンの分泌に必要な成分ですが、マカには18種類、ローヤルゼリーには23種類ものアミノ酸が含まれています。
特に、アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進する効果があるので、妊娠を望む女性には、大切な成分ですが、マカにもローヤルゼリーにも含まれています。
ですので、マカとローヤルゼリーを一緒に摂取すると、不妊を予防、改善する効果に相乗効果が期待できます。
疲労を回復する
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疲労には、脳疲労(精神的疲労)と肉体疲労の2種類がありますが、マカとローヤルゼリーはどちらの疲労回復にも効果があります。
肉体疲労には、次の成分が効果がありますが、ローヤルゼリーには全て、マカはグルタミン以外は全て含まれています。成分名 効果 アルギニン ・疲労物質のアンモニアを分解する アスパラギン酸 ・疲労物質の乳酸とアンモニアを分解する BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン) ・筋肉をつくったり、傷ついた筋肉を修復したりして、筋肉の疲労を回復する グルタミン ・グリコーゲンを再合成して筋肉に蓄え、スタミナを維持する ビタミンB1 ・ブドウ糖をエネルギーに変換して疲労を回復する ビタミンB2 ・炭水化物、脂質、たんぱく質をエネルギーに変換する
また、活性酸素は、細胞を攻撃して機能を低下させてしまうので、活性酸素に攻撃されるとエネルギーの生産量が低下して疲労を感じます。
マカとローヤルゼリーは、活性酸素を除去する働き(抗酸化作用)がある成分を含んでいます。
マカの抗酸化作用がある成分
・ビタミンC
・ビタミンE
・サポニン
・アントシアニン
ローヤルゼリーの抗酸化作用がある成分
・デセン酸
・アピシン
ですので、マカとローヤルゼリーを一緒に摂取すると、これらの成分の相乗効果で、疲労を回復する効果が期待できます。
ストレスを予防、改善する
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マカもローヤルゼリーも、自律神経の乱れを整えてストレスを予防、改善する効果があります。
また、どちらにも、次の成分が含まれているので、マカとローヤルゼリーを一緒に摂取すると、ストレスを予防、緩和する効果が高くなります。成分名 効果 トリプトファン
フェニルアラニン
メチオニン・ストレスを緩和する働きがあるセロトニンの材料となる グリシン ・セロトニンを増やす ビタミンB1 ・神経の働きをスムーズにしてイライラや憂鬱(ゆううつ)な気持ちを軽減する 亜鉛 ・神経の伝達をスムーズにする物質の材料となるので、不足するとストレスを感じる カルシウム
マグネシウム・イライラを抑え、精神を安定させる
その他の共通の効果
マカとローヤルゼリーには、その他にも
・生活習慣病
・アンチエイジング
・うつ
・不眠
に対して効果があります。
マカとローヤルゼリーは、どちらも健康食品なので、同時に摂取することによる副作用はありません。
上記の症状の予防、改善を期待する人は、マカとローヤルゼリーを同時に摂取すると、より高い効果が期待できます。
まとめ
マカは、ペルーのアンデス山脈の高地が原産地の植物で、ローヤルゼリーは、ミツバチが女王蜂に与えるための食事として体内で合成した物質です。
どちらも栄養素を豊富に含んでおり、
・更年期障害の予防、改善
・EDの予防、改善
・不妊の予防、改善
・疲労回復
・ストレスの予防、緩和
など、共通の効果が多くあります。
マカとローヤルゼリーには、その他にも
・生活習慣病
・アンチエイジング
・うつ
・不眠
などに対しても効果があるので、これらの症状の予防、改善を期待する人は、マカとローヤルゼリーを同時に摂取するとより高い効果が期待できます。マカとローヤルゼリーは、別々に摂取してもいいですが、ローヤルゼリーにマカが配合された製品や、マカにローヤルゼリーが配合された製品があるので、手軽に同時に摂取したい人は利用すると便利です。