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マカに含まれている亜鉛

マカには、亜鉛が豊富に含まれています。
ここでは、マカに含まれている亜鉛の効果や、その他のマカの成分との相乗効果について説明します。

マカに含まれている亜鉛の量

マカには、亜鉛が100グラム中12ミリグラム含まれています。
亜鉛を多く含む食品の豚レバーには、6.9ミリグラム、牛肉には4.5ミリグラムの亜鉛が含まれているので、マカの亜鉛の含有量の多さがわかります。

ただし、マカの一日の摂取量の目安は1500ミリグラムなので、一日にマカで摂取できる亜鉛の量は0.18ミリグラムです。
マカは、一日に4000ミリグラム(4グラム)以上摂取すると過剰摂取になり、副作用が出る場合があるので、マカを一度に100グラム摂取することは、現実的ではないことに注意してください。

また、マカは、栽培された土地や栽培方法、環境によって含まれる成分の数や量が異なるため、亜鉛の量も、製品によってかなりの差があります。
購入の際は、メーカーの商品紹介のホームページなどで、成分を確認することをお勧めします。

亜鉛の働き

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亜鉛は、必要な量は少量ですが、人間の身体になくてはならない成分です。
体内で合成できないので、食事で摂取する必要がありますが、不足しがちな成分です。

亜鉛は、人間の体内に2グラムあり、皮膚や血液、骨、腎臓、肝臓、髪の毛などに存在し、さまざまな酵素の材料となります。

亜鉛には、次のような働きがあります。

・成長促進・・・細胞の再生に必要な成分なので、新陳代謝を促し成長を助ける
・生殖機能を改善する
・生活習慣病の予防
・肝臓の働きを助ける、二日酔いを防ぐ
・免疫力を向上させる・・・細菌を攻撃する白血球の材料になる
・髪や肌を健康に保つ・・・たんぱく質の合成を促して抜け毛を防ぐ、新陳代謝を促して美肌をつくる
・うつ病に効果があるセロトニンの補酵素となる

亜鉛が不足すると、上記の働きが不十分になるため、

・成長障害
・ED
・生活習慣病になる
・抜け毛
・味覚障害
・感染症にかかりやすくなる
・肝機能の低下
・二日酔いになりやすくなる
・うつ病になるリスクが高くなる

などの、さまざまな症状を引き起こしやすくなります。

亜鉛とマカの栄養素がもたらす効果

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マカは、ペルーのアンデス山脈の高地が原産地です。
アンデス山脈の高地は、標高が4000メートルもあり、日中の温度差が30度、日照りがあるが、霜や雹(ひょう)も降ります。
マカは、このような過酷な環境を生き抜くために、土地の栄養素を根こそぎ吸い出して根に貯蔵するので、栄養素を豊富に含んでいます。

マカで亜鉛を摂取すると、他の栄養素との相乗効果で、次に挙げる効果が期待できます。

・生活習慣病を予防、改善する
・美肌効果や美しい髪を保つ効果
・EDや男性の不妊を予防、改善する
・肝臓の働きを助ける
・うつ病を予防、改善する

それぞれの効果と、マカの亜鉛とその他の栄養素が、どのように関連するのかを詳しく説明します。

生活習慣病を予防、改善する

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亜鉛は、血糖値を下げて、糖尿病になるリスクを減らす働きがあります。

インスリンは、血液中のブドウ糖を体内に取り込む働きがあります。インスリンの働きが悪くなったり、インスリンの量が減ったりすることが続くと、血液中のブドウ糖の量が増え、脱水状態になり、その後、糖尿病になる可能性が高くなります。

亜鉛は、インスリンの材料になったり、インスリンの量を調整したりする働きがあるので、不足すると生活習慣病のひとつの糖尿病になるリスクが高くなります。

マカは、亜鉛以外にも、血糖値を下げる効果のあるビタミンB群を多く含んでいるので、相乗効果で糖尿病を予防、改善します。
中でも、ビタミンB1は、糖の代謝(取り込んだ栄養素をエネルギーに変えたり、蓄積したりすること)を良くするので、亜鉛と共に、特に糖尿病の予防に効果があります。

また、マカには、糖尿病の他にも、高血圧、動脈硬化、肥満を予防、改善する効果があります。
ですので、マカで亜鉛を摂取すると、以下の成分との相乗効果で、生活習慣病の予防、改善が期待できます。

高血圧に効果がある成分

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・アルギニン、アルカロイド類、サポニン・・・血行をよくして高血圧を予防、改善する
・ビタミンC、E、アントシアニン、サポニン・・・細胞を酸化して血管を固くし、高血圧を引き起こす活性酸素を除去する働き(抗酸化作用)

動脈硬化に効果がある成分

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サポニン・・・コレステロール値を下げる

肥満に効果がある成分

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・アルギニン、リジン、アラニン、プロリン・・・脂肪を分解する酵素のリパーゼの材料となる
・ビタミンB2、B6・・・脂肪を燃焼させる働きがある

美肌効果や美しい髪を保つ効果

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亜鉛は、細胞を再生するのに必要な成分なので、新陳代謝を促し、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促進します。
ターンオーバーがスムーズに行われると、古い角質や老廃物が取り除かれ、新しい皮膚に生まれ変わるので、しみやしわ、たるみを防いで美肌を保ちます。

さらに、髪の毛の主成分であるケラチンの合成に必要な成分なので、亜鉛が不足すると新しい髪の毛が生成できなくなります。

また、抜け毛の原因となる「5αリダクターゼ酵素」を抑制する働きがあります。
5αリダクターゼ酵素は、男性ホルモンのテストステロンを、より強力なジヒドロテストステロンに変換させてしまいます。
ジヒドロテストステロンには、強い脱毛作用があるので、ジヒドロテストステロンが増えると、薄毛になります。

マカには、亜鉛の他にも次のような美肌効果があります。

保湿効果

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マカには、保湿効果が高いアミノ酸が18種類も含まれているので、しわやしみ、たるみを防ぎます。

成長ホルモンの分泌を促す

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マカに含まれているアミノ酸の中のアルギニンは、成長ホルモンの分泌を促したり、皮下組織の細胞の働きを活発にしたりする作用があります。

成長ホルモンは、肌のターンオーバーを促進して美肌をつくります。
また、皮下組織の細胞の働きが活発になると、肌に弾力や潤いを与えるヒアルロン酸が生成されます。

抗酸化作用

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活性酸素は、元来は体内に侵入した細菌やウイルスを酸化させて除去したり、酵素の働きをサポートしたりするよい働きがあります。
しかし、何らかの原因で増えすぎると、正常な細胞を攻撃してしまいます。

肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンも、活性酸素に攻撃されると、酸化して機能が低下するので、しわやしみ、たるみができます。
マカには、抗酸化作用があるビタミンCや、ビタミンE、アントシアニン、サポニンが含まれているので、活性酸素を除去して美肌を保つ効果があります。

植物性エストロゲン様作用

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植物性エストロゲンは、エストロゲンに似た働きがあります。
エストロゲンは、美肌ホルモンとよばれ、肌にハリや弾力を与えます。
エストロゲンは加齢によって減少しますが、植物性エストロゲンは、エストロゲンの代わりに働いて美肌を保つ効果があります。

マカで亜鉛を摂取すると、上記の作用との相乗効果で、美しい肌や健康な髪が保たれます。

EDや男性不妊を予防、改善する

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亜鉛は、

・精液の量を増やし、質をよくする
・男性ホルモンのテストステロンをつくるのに必要
・免疫力を高めて活力を高め、EDを予防する

などの精力を向上したり、EDや男性の不妊を予防、改善する働きがあります。

マカには、亜鉛の他にも、

・アルギニン、サポニン、アルカロイド類・・・血行をよくして陰茎への血流をよくし、EDを予防、改善する
アルギニン、ビタミンB6、マグネシウム・・・テストステロンを増やす
・18種類のアミノ酸、ビタミン類・・・疲労を回復する
・トリプトファン、ビタミンB1、C、カルシウム、マグネシム、二次代謝産物・・・ストレスを緩和する
・ベンジルグルコシノレート・・・男性機能の改善、不妊の改善効果がある

が、含まれているので、マカで亜鉛を摂取すると、EDや男性の不妊に高い相乗効果が期待できます。

肝臓の働きを助ける

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肝臓は、再生力の強い臓器で、65%を切り取っても1年後にはほぼ回復します。
亜鉛は、細胞を再生する働きがあるので、不足すると肝臓の再生機能が低下し、肝臓の働きが悪くなってしまいます。
そうなると、肝臓の重要な働きである、有毒物質のアンモニアやアルコールの分解速度が遅くなって、さらに肝臓に負担を与え、肝炎や肝硬変、肝がんのリスクが高くなります。

マカには、亜鉛以外にも、

・メチオニン・・・肝臓の代謝を助ける
         有害物質や毒素を分解する
         肝臓に脂肪が蓄積されるのを防ぐ
         肝臓病に効果が高いタウリンの材料になる

・アルギニン・・・アンモニアを分解する
         アルコールの代謝を促す
         肝細胞を保護する働きがある一酸化窒素をつくる
         脂肪を燃焼する酵素のリパーゼの材料となって、肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ

・グルタミン酸・・・アンモニアを取り込んでグルタミンに変え、体外へ排出する

・アスパラギン酸・・・アンモニアを尿として無毒化して排出する

・リジン、プロリン、アラニン・・・リパーゼの材料となる

などの、肝臓の働きを助ける成分が含まれています。
さらに、肝臓の機能に影響をおよぼす場合がある、自律神経の乱れや高血圧を予防、改善する働きもあります。
ですので、マカで亜鉛を摂取すると、これらの相乗効果で、肝臓病の予防、改善効果が期待できます。

うつ病を予防、改善する

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神経伝達物質のセロトニンは、幸せホルモンとよばれ、精神を安定させ、やすらぎをもたらす効果があるので、不足すると、うつ病になる場合があります。
亜鉛は、セロトニンを合成するのに欠かせない成分です。
うつ病の人の血中の亜鉛濃度は、そうでない人よりも著しく低いことが調査の結果判明しています。

マカには、亜鉛の他にも、

・トリプトファン、フェニルアラニン、ビタミンB6・・・セロトニンの材料となる
・グリシン・・・セロトニンを増やす

などの、セロトニンの材料となったり、セロトニンを増やしたりする成分を含んでいます。
さらに、うつ病の原因となるストレスやホルモンバランスの乱れ、心身の疲労を予防、改善する効果があるので、マカで亜鉛を摂取すると、うつ病の予防や改善にも効果があります。

マカで亜鉛の効果を高めるためには?

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亜鉛は、細胞の新陳代謝を促すので、体内のあらゆる臓器や機能の維持、活発化に関わっています。

亜鉛の一日の推奨摂取量(2015年度版)は、30歳~49歳の男性で10ミリグラム、女性で8ミリグラムです。
マカ1500ミリグラムで摂取できる亜鉛の量は、「1.マカに含まれている亜鉛の量」で説明したように、0.18ミリグラムなので、1 日の必要な量をマカだけで摂取はできません。

また、マカは、適量を毎日続けて摂取することによって効果を発揮するので、即効性はありません。
ですので、亜鉛の効果をより求める場合や、即効性を期待したい場合は、マカに亜鉛が配合された製品を選んだり、亜鉛のサプリメントを追加したりすると効果が高くなります。

同時に、亜鉛を多く含むレバーや豚、牛肉などを意識して食事に取り入れたり、飲酒を控えめにしたりする、などを心がけるといいでしょう。

ただし、亜鉛は過剰に摂取すると、

・下痢
・鉄や銅の吸収を妨げることが原因の貧血
・善玉コレステロールの低下
・免疫機能の障害

などの、身体の不調が起こる場合があります。

亜鉛の摂取量の上限は、

・男性の場合

18~29歳まで・・・40ミリグラム
30~69歳まで・・・45ミリグラム
70歳以上・・・40ミリグラム

・女性の場合

18歳以上・・・35ミリグラム

です。サプリメントで追加する場合は、食事、マカ、サプリメントのトータルの量が上限を超えないように注意してください。

まとめ

亜鉛は、必須ミネラルのひとつで、人間の身体に2グラムあり、さまざまな酵素の材料となるので、美容や健康によい効果が多くあります。

マカで亜鉛を摂取すると、豊富に含まれている栄養素との相乗効果で、

・生活習慣病の予防、改善
・美肌効果、美しい髪をつくる効果
・EDや男性の不妊を予防、改善
・肝臓の働きをサポートする
・うつ病の予防、改善

などの効果が期待できます。
ただし、マカは即効性がなく、続けて摂取すると効果を発揮します。亜鉛の効果をより求める人や、即効性を期待する人は、マカに亜鉛が配合された製品を選ぶか、亜鉛のサプリメントを追加するといいでしょう。なお、マカは、栽培された土地や環境、栽培方法によって含まれている商品の量が異なります。亜鉛の量も、商品によってかなり違いがあるので、購入の際は商品紹介のホームページなどでよく確認することをお勧めします。

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